念願叶って吹きガラス体験に行ってきた。
予備知識も何もなく、大まかな流れの説明を受けてもドキドキして1200度の炉を前に喉がカラカラになる。
それでも手順ごとに細かく教えてくれるので、興奮のうちに形として何かできた。数日ののちにゆっくり冷ました完成品が手元に来る予定。
行ってきたのは村田にあるガラス工房キルロ。
長い棒の先に小さな赤いガラス玉があって、言われるままに吹いても、どう形が変化しているのかまるで見えない。棒は常に回転させてくれているのだが、それがまた、吹くだけでも難しさを感じる。
ドロリとやわらかそうに見えて、思った以上に硬さというか抵抗があるのでその力加減は難しく、しかもあっという間にみるみる硬さが変化していく。スピード感、ライブ感はハンパない。
モノを作るのが大好きな私も、作る物に触れないで形作るのは初めてだし、偶然の産物も面白かろうなんて呑気にしていたものの、あらかじめイメージがないとどうにもならないほどのスピード勝負にアドレナリンの放出を感じた。体験だけでもホントに面白い。職人はこの作業を一人で行うわけで、その技術はとてつもないなと実感した。
工房にはキルロのお二人、志賀さんと奥様のさゆりさんの作品が飾られているけれど、どれもため息が出るか息をのむか、かわいくて美しい。変わったところではこの一輪挿し、うちには不釣り合いかもだけど、カッコイイ。
「初夏のガラス展」 南町通りのギャラリー、くろすろーどにて 7/3~8 さゆりさんの作品が並ぶという。
すでに遠刈田のギャラリーカフェ くろすろーどではお二人の作品があるそうなので、蔵王へお越しの際は是非に。こちら、ランチもおすすめ。
涼しげなのに温かみのあるガラスの作品は光を受けて芸術ですよ。
あこがれだった縞々グラス、ついに我が家にも!
これがどう作られているのか、説明を受けてもよくわからない。手前の縞と奥の縞が重なるとその複雑な繊細さは・・・焼酎がうまかろう。