真に厄介なのは

バインディング巻き巻き開始。

修理の続きはブリッジ再接着。そりゃ楽して塗装の上からくっつけたらはがれるさ、と思っていたが、はがさなかったんじゃないんだな、はがせなかったんだなと。トップコートはポリウレタンだけど下地塗装はポリエステルだ。1mm近くある硬い塗装でカッターの刃は何度も欠けるしカッターが木まで到達しているかよくわからない。ノミで塗装を薄く削るとスルっと滑るしパキパキ割れるのでちょっとミスると外側まで塗装がなくなってしまう。真に厄介なのはネック折れではなかった。本当に恐ろしいのはブリッジの方だった。

かなり時間はかかったが、勝った。

指ががびがび

パーフリングの接着が完了。

ヘッド折れの修理も、ま、こんなもんかな。ただこのギター、ブリッジはがれの修理もあるのでまだ終われない。

今日なんかムワッとあったかいから、もうヒー○テックとかいらないなんて思ったら明日からグッと寒いらしいのね。最高気温差13℃?そうなんだよねー梅雨ごろまで寒い日はあるよねー。皆様もお気をつけて。

出し忘れ恐ろしや

朝は知り合いの車屋さんのところでオイル交換をお願いして世間話と釣りの話。帰ってみると町から封書、土地の件で手続きが終わっていないという連絡に驚愕して、2年前に世話になった司法書士の事務所にどうなっているんだと詰め寄った。事務方は確認の写真なんて撮りに行っていないなどと寝ぼけたことを言うしすったもんだあったのだが、夕方来た連絡で事務所のトップが、机の中に置いた書類を提出し忘れていたと。この書類で交渉してみるとか。やれやれ、あの時の苦労とお金と時間を無駄にしないでくれよ。本当に何事もなく通ってくれ。ダメだったら責任取ってくれ。

昨日の続きと手加工の溝切り。トリマー加工した部分はちょっと手直しが必要なんだけどそれはまた明日。あぁ明日は月に一度のお弁当の日かぁ・・・。

16年目の新品トリマーにて

週末に新潟へ行ったが、妻からの理不尽な侮辱に腹が立ったので予定を前倒して娘とともに帰ってきた。しばらく父子家庭を楽しみたいと思う。今朝、娘は新しいタオルを手に揚々と保育所へ走って行った。
製作と修理と企業からのお金にはならない遊び心(?)のための依頼と子供の世話と。

まずはトリマー作業から始めようか。バインディングの溝切り。スタートでドゥルルルって音がするのはベアリングの特性だろうか。使い勝手は全く変わらず日立M6なのに別メーカーの新品トリマーにでもしたような気分。 トリマーに使うならどこそこ製のベアリングが好きみたいな超絶マニアックな話になっていきそうな予感。

トリマー修理。いい音色だろ。

待望の品が届いた。

早速はずしてみる。ビットが入るところにプーラーの軸がすっぽりなので皿ねじを落とし込んでから締めてみると案外とあっさりと。

やや!なんとベアリングの裏面が違う。まったく同じ型番なのに。昔と製品ナンバー変わったか。なるほど、ちょっとベアリングのことがわかったような気がする。

でもひとまず取り付けて電源を入れると・・・
フィィィーーーーーンッ!完ぺきだ。
ガァァァーーーガガーーァァーガが
フィィィーーーーーンッ になった。いい音色だろ。
でも裏ぶたが無いんじゃ長持ちしなそうなのでムサシへ行ってみた。メーカー違いで売っていた。ネットなら半額で買えるよぉ。

再び交換。今度はブフォォォーーーーッになった。まぁよし。使ってみる。

バッチリだぜ。分解取り付けを繰り返した際にカーボンブラシが欠けたことが原因か、時折接触不良でウンとも言わないことがあるけれど、完全復活。これであと10年は戦える?

ちなみにオークションで落札したのも届いたので試してみる。いやぁ、ひどく錆びてベースに透明度はなく俺のよりも年寄りそうだ。きっと業者が屋外で使っていたんだなぁ。音は
ジィーーーーーーーーー
そのうちこいつも新しいベアリングをつけてあげよう。

#079vesse

インレイで蔵王のお釜をと初めに聞いた時には正直ちょっと戸惑った。とってもきれいなギターになったと思う。

昨日は講演だった。これまでの子供向けではなく、東北大学片平キャンパスで教授陣や大学の技術職、世界に誇るようなモノづくり民間企業の偉い人たちなどの前で、ギターづくりの技術的な話をするというすごい体験だった。本当に一番最初の発表でよかった。僕の後に発表した技術職の人たちの実験器具づくりの話や企業の話は唯一無二のそれこそ全部特許レベルのとんでもないものばかりで、ずっとぽかんと口をあけて聞いていた。僕のはギター職人みんなが昔からやっている木工の話だから次元が違った。それでもどうやら面白がってくれたみたいで、終わった後にたくさん声をかけてもらったし、幾人もから一番楽しみにしていたしもっと聞きたかったと言ってもらえた。全然異業種だけど今回出逢った企業としばらく交流が続きそうな予感がまた面白い。ちょっと巻き込まれてみようとおもう。それにしても片平キャンパス、ついつい団交や寮祭の試胆会の時に来たことを思い出すけれど、こんなに綺麗なところだったんだなぁ。

ひとつできた。

仕上げ作業。完成した。記録写真を撮ったらちゃんとお披露目して納品する。とってもいいと思う。マホvesseでこれまでで一番じゃないかなぁ。

そうそう、先日新潟へ行ったときに正月に頼んだイタヤの挽割りを受け取ってきた。車に置いておいたらこんなに反っちゃった。15mmくらいで10年近く放置しておいても半分に割ればすぐこれだけ反るんだから大変だ。板目のカエデは反るよねぇ。またしばらく寝かせたほうがいいかな。でも見事にスライスしてくれてあるので、いつか国産イタヤでギターが作れるかもしれない。山形の家具屋さんでも挽割りできるところがあるみたいだし、材さえ買えればブックマッチを作ることは可能そうだ。もっと薄くもう一枚ずつ取れたら良かったんかなぁ。

ヘッド折れカラー

今日は3つが同時進行。ブリッジの処理とペグの取り付け。

それから首チョンパなギターの塗装。カラーで埋め木を隠す。

写真の後のトップコートでちょっと垂らしてしまった。部分塗装でココにしっかり塗装を乗せたいという意識が強いと厚塗りになっちゃうんだねー。ラッカーに近道がないことは重々承知しているはずなのに。研磨が難しくなったよ。尤も、もし研磨でしくってもつぶれた色の部分だから簡単に修復できるんだけどさ、仕上がりが遅くなっちゃうから研磨こそ慎重に。

3つ目はオークションサイト。トリマー修理用のベアリングとプーラーは注文したけど、中古のM6を見つけたので落札した。トリマーなんて何台持っていたっていいよ。ただベースは新品売っているうちに一つ買い足しておこうかな。でもガイドは売っていないなぁ。

トリマーの寿命

昨日箱になったボディのサイドを研磨。バインディングの溝を切る準備ができた。

さぁ今日はブリッジ。ヤバイヤバイ。トリマーがいよいよ変な音がする。かろうじて動いてはいるけれど回転も不安定。ブラシは替えてから数年しかたってないよ。日立M6、数年前に廃番になってるのに!この堅牢で重厚なボディがいいのに後継機は細身でプラスチックボディだったような。軽いと使いにくいのよ。何よりすべての治具がこのトリマーに合わせて作ってあるから非常に困る。工場に勤務して最初のボーナスで買ったから16年以上の付き合いなんだけどねぇ・・・。

ブリッジを完成させて接着。

バインディングの溝切りだってM6を使うわけで、おそるおそる分解してみた。

モーターだったらお手上げだと思っていたんだけど、この手前の大きなベアリングが明らかに悪い。希望が出てきた。 同じ型番のベアリングとベアリングプーラーを調達すれば復活するかも?

ギター工房tupli でのギター製作と日常を綴ります。