半艶

水研。ネックは艶消しとのご要望。

工場製品の艶消しは艶消し塗料を吹いて、あるいはフラットベースを混ぜて艶消し塗料にして、吹き付けたらそのまんまってのが通常。研磨してバフかける手間が省けるから廉価版なんかで多い。特にマーチンみたいにネックとボディを別々に塗装してからジョイントする作り方なら、その作業効率はなおさら。

でも、ジョイント後に塗装する作り方だと、塗り分けは結構面倒で、その境目の処理は易しくなかったりする。まして、今回スロッテッドヘッド。ヘッドトップ(ヘッドの表)は光らせるのがセオリーなので、塗り分け大変。でだ。塗り分けやめて、磨き分け作戦を取った。研磨で艶消しを作る。吹きっ放しと違って、スプレーの塗料粒による細かな凹凸(ガン肌)も消えるので、より綺麗なはず。

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バフかけた結果の画像。黒いと傷も目立つが鏡面としてもよく映す。艶消しって言っても半艶ってところかね。どんな艶消しもそうだけど、磨けば光るんですよ。

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