ダイタイエナジー

東京で原発反対の大きなデモが行われたらしい。
それなのに推進派が知事選を制したらしい。
エネルギー政策は転換期。
原発を減らしていかなければならない事は必至だろう。
浜岡原発なんかは今日にも止めてほしいけれど
まぁ、その議論は置いといて・・・
今後の代替エネルギーとしてメタンハイドレートが浮上しやしないかと
ハラハラしている。
メタンハイドレートとはメタンガスと水分子との氷で、北半球の海底に大量に存在し、良く燃える。
低温高圧で氷になっている。
日本の近海にも存在する。
しかし、燃やせば二酸化炭素が発生する。
燃やさず、メタンのまま大気へ出れば二酸化炭素の20倍の温室効果がある。
事実、LPTM(Late Paleocene Thermal Maximam)といって、暁新世末期にメタンハイドレートが溶け出したことにより、短期間に6℃の気温上昇と、海洋中・深層水域での大量生物絶滅が起きている。
そのため、10年以上前の議論ではあるが、地質業界では
これ以上埋蔵炭素を掘らないためにも、温暖化対策の見地からも
生物環境保護のためにも
メタンハイドレートは掘り出さないほうがいいという意見が多勢を占めていた。
もしかしたら、今後メタンハイドレートが日本を救うなんてメディアが騒ぐかもしれない。
が、だまされてはいけない。
ちゃんと太陽光発電を考えていきたい。

「ダイタイエナジー」への2件のフィードバック

  1. 全くもってその通り!!
    昨日だか,おとといの池上さんのTVでメタンハイドレートの話題が出ていた。ちらっと見ただけだが,技術が進んだことで今まで天然ガスを取れなかった何とか言う地層(ほんと適当…)に水圧をかけることでアメリカでガスが取れるようになり,天然ガスの価格が下がった。しかし日本にはそのなんたらいう地層もない。で,取り上げられたのがメタンハイドレート…。あぁっと思いながら風呂に入ったのでその先の展開は見ていない。
    わが家でも正にどさくさに紛れて,太陽光発電を始めたいが,大蔵省を説得するのは新技術を開発するより難しい。

  2. >大河原のインド人さん
    池上さんが言ってましたか。そりゃまずい。誰に言わされたんだろう。あの人は文系だからなぁ。
    金儲けしか考えていない連中は飛びつくだろうし、そういう人には世界トップクラスの教授陣の言葉も届かないんでしょうね。たしか東大にも一人メタンハイドレートを掘るんだとかいう分かっちゃいない先生がいらっしゃったんですよね。困ったものです。2005年ごろ(?)の新聞で見ました。

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