さんれつ

ご近所に不幸があって、前夜祭(お通夜)に参列してきた。
神道(神社式)のお通夜は初めてで、形式がきっかりしているんだなぁという印象。
一つ一つの所作動作に意味があるはずなんだけど
立ったり座ったり頭を下げたり戻したり、何かと忙しい。
特に「ご低頭ください」と言われて頭を下げた状態で数分間、
これがなかなか大変で、正座よりはるかに辛い。
僕だけではないようで、頭を戻すたびに、周囲で咳払いやコホンコホンと騒がしくなる。
お焼香の代わりに深い緑の葉の付いた木の枝を壇に置いて2例2拍手1礼をする。
その時に雅楽が鳴るのだが、雅楽というものを結婚式と正月以外に聞いたことがないので
とても不思議な感覚になる。
お経の代わりに祝詞(ノリト)があげられるのだが、これはお経よりも日本語に近い。
僕の知る弔事における色々な単語が仏教だけのものか
あるいは神道にも共通かがわからないので、無口にならざるを得ない。
数珠はいらなかったらしい。
それ以外、基本的には変わらない。
どうあれ、きっと形なんて気にしすぎないほうがいい。

はがす

久しぶりに苦手なタイプの修理。
作るのは好き、壊すのは嫌い。
脱がすのは好き、着せるのは嫌い。なんてな。
ブリッジがすっかり浮いていて、
ブリッジピンの穴を見ると、ブリッジの位置が前にずれてしまっているのが分かります。
こりゃ剥がすしかないでしょう。
今年は暑かったんでねぇ・・・。

あっためながら、お湯とヘラではがします。
ニカワで接着されていたようなので、綺麗にはがれました。
が、見て分かるとおり、接着のためにはがされていた塗装は
ブリッジより2mm以上も内側だけ。
これでは十分な強度は出ないでしょう。
パッと見、綺麗に見えるように、こうした接着がなされた大量生産品のなんと多いことか・・・。