このところ寅さんを見てきた。
古いところからタイトルだけでは思い出せないものをつまむようにして。
尤も30作くらいしか手元にないのでかなり隙間だらけだけど
今日48作目。
昔は気がつかなかったけれど
泉ちゃんシリーズあたりからただただ淋しくなっていく。
もともと片肺しかない体で叫びまわっていた寅さんも
その頃になるとどことなく力がなくて
最終作なんて声もろくに出てないじゃないか。
御前様も亡くなっちゃってるのに、
「ゲンちゃん御前様お元気?」
「へぇ」
みたいな会話があったり、
ケンカのシーンを、「大変だったのよ~」
なんて想像にまかせるようなセリフだけで済ませたり・・・。
寅さんだけじゃなくてストーリーや会話とか映画そのもの
昔は笑って見ていた映画が、見る度に切ない映画になってきたんだ。
持ってない作品、借りてこないといけないなぁ。