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東京生まれ千葉育ち、蔵王町在住のギター製作家。 ベルボトムジーンズが標準スタイル。

偵察

今日は長野から友人が工房の偵察に来た。
企業秘密見られた!
その勢いで山形の彩雲弦楽器工房へ偵察に行った。
見てやった。

二人をつれてウチに来て飲んでる。

今日は我が家に被災地へ贈るギターが届きました。
しかも被災地石巻から。
キレイなギターです。ありがとうございます。
ギターの弦、ピック、音叉も届きました。
現地と日程すり合わせの上、届けます。

さ、呑みに戻ります。

再び女川

昨夜は米沢の羽州乃杜という日本酒(すっきりしていておいしいのです!いただきもの。)1升が空いたのですが
今朝は5時起きで眠い目こすって再び女川へ。
連休という事もあって、今日は30人ほどのボランティアさんがおりました。
ボランティア登録をすると、今日はボランティアセンター主催の催しがあるというので
そのお手伝いにまわりました。
女川出身の中村雅俊さんが避難所を訪ねて来てくれていました。
とても還暦には見えません。ライダースジャケット姿がステキでした。
女川におととい届けた着替えテントについて聞くことが出来て、
既に中学校では女性用更衣室として使われているそうです。
現在、次々と各避難所に届けていると聞きました。
すばやい対応に感謝するとともに、嬉しかったし、安心しました。
急にボランティアが増えたこともあってか、僕らはあまりやることがなかったので
お昼には退散し、おとといの日蕨地区のお宅へ伺って
女川に泊り込むために用意していた缶詰などの食材を渡してきました。
今週になって電気や水道が復旧したので、必要な物が増えたと。
今後僕ら小さな支援チームはこのお宅(2家族)に焦点を絞ったほうが効果的な事ができそうです。
東京チームが連絡調整をしてくれると思います。
家に戻ると、車から何から悪臭がします。
魚が腐って干された臭い。
海からと港の市場の冷凍庫から、大量の海産物が今なお瓦礫の中にはあるのです。
今後どんどん暑くなるにつれて、被災地の衛生面は大きな課題の一つでしょう。
東京からの一行は先ほど帰路につきました。
お腹がすいているけど、睡魔の方が勝ちそうです。

善意

今日は南三陸町へテントを15送り
山元町へ10届けました。
南三陸では担当の人が各所へ届けてくれるそうです。
山元では、僕らが避難所へ持っていくと言っているのに
物資センターで一旦預かると言ってききません。
物資センターに山積みされたダンボールを見て少し不安だったので
明日には避難所へ届けるという約束をしてもらいました。
これで、我が家に届けられた物資は全て被災地へ渡りました。
どうもありがとうございました。
入った連絡によると、
テントを注文したけれども、物資不足で注文がキャンセルになった
という人が結構いるそうです。
150個ぐらい集まるかもしれなかったと。
善意はもっともっと大きかったということなんですね。
宮城県民として非常に感謝しておりますし、お気持ちは届きました。
被災者にも届いていると信じています。

ライブ@女川1小

昨日27日、テントやみかんを集めてくれた東京の友人達が来てくれて
3週間ぶりの女川へ行ってきました。
で、帰って来ました。
ほんの少し瓦礫が減って道幅がほぼ全てすれ違えるようになっていました。
ただ、この日はあったかくて、臭いがひどかったですね。
女川総合体育館へテントを24ハリお届け。
体育館はあらゆる部屋に避難者がぎっしりで
広い体育館では1m余りのパーテーションをダンボールで上手に作って仕切られていました。
その後女川1小へ移動。
出島の方々が主に避難しているそうです。
本来1小へ通うはずの生徒は中学校へ間借り。
通うのに不便だともらしていました。
宇和島のみかんを1小避難所へ。
ここなら全員が複数個受け取れる。
体拭きや水無しシャンプーも喜ばれました。

1小では4小の校長先生が準備を進めてくれていたライブをさせていただきました。
友人談、音楽やって拝まれたのは初めてだ。

先生が「みかん200kgいただきました」と紹介してくれた時の拍手が
僕には一番力強く感じましたが。
演奏、歌、すばらしくて、みんなも歌ってくれて、良かったなと思います。
校長先生も二胡で参加。スタジオチュプリ フィーチャリング校長
演奏後、女川の海産物予約券を進呈していただきました。
うやうやしく頂戴。

ん?
”自前で”!!!(笑)
そうですね。予約させていただきます。
薄暗くなってから、日蕨地区へ。
そこは瓦礫の山になった住宅街をずっと登って行った奥の方
一階が被災したものの、小さな赤ん坊がいるなどで、自宅の2階で避難生活をしているという地域。
WEBのニュースで見た所。
その小さな子供がいるという世帯へ、その子供のサイズにあった子供服を友人達からいただいていたので、それを直接届ける事ができました。
その他持っていった衣料とみかん一箱も。
泊まる準備はしていたものの、
この後大荒れの天気になるという予報と
強くなった海風と
東京チームが徹夜で走ってきていて体力的なこともあり
蔵王へ引き返しました。

車につける(たぶん東北弁)

あれあれ?
今日も簡易テントが5つ届きましたよ。
「24日までに到着するように」って徹底されてなかったのか?
伝票に日時指定されてません。
日時指定で届いた物もあるのに。
ここも災害救助法適用地域だから、とか関係ある?
今後ダラダラと届き続けても、必要としている被災地を探して届けるのも大変だし
避難所の状況も変わってしまいます。
恐れていた事態に陥らない事を祈ります。
東京チーム、手を打ってくれ!
柑橘類を全てチェックして、痛んでいた3つを排除。
梱包しなおして
車に積めるだけ詰め込みました。
本当はみかんはあんまり重ねたくなかったけど。
衣類全て
みかん全て
テント39ハリ
もらった体拭きと水無しシャンプーを1箱
これだけ乗っけたら後は運転席しかありませんわな。
後輪のエア、高めにしてもらえばよかったかも。

志津川ゆきギター

被災地へのギター、わざわざ届けていただいちゃいました。
遠いところすみません。
大切な楽器をどうもありがとうございます。

ギターの弦を用意してくれるという方からの連絡もいただいております。
さらに、ギターを提供してくださると名乗り出てくれた方がおりまして・・・
その方、石巻で被災されているんです。
もうもう本当にありがとうございます。
大丈夫なんですか?
何かお手伝いがあれば言ってください。
でなければボランティアセンターへお手伝いを要請してください。
友人にも無職なのにボランティア活動を頑張ってくれている人がいますが
みなさん、まずご自分の生活を優先してください。
ギターは明後日からの女川方面とは別に、来月の早い段階で志津川へ
責任を持って届けさせていただきます。
製作もじわじわ進んでいて
ヘッドインレイはこんな感じで仕上がってます。

集計

今日は久しぶりにたっぷり仕事できました。
指板を接着し、ヘッドプレートを接着し、ヘッドインレイを埋め込む。

さて、当初の予定では明日から被災地へ泊り込みの予定でした。
そのため今日までに物資は届く事になっておりました。
集計。
女性物衣料 3箱
子供服 1箱
柑橘類 17箱 約200kg
着替えテント 51ハリ(うち8ハリお届け済み)残り43ハリ
本当にみなさんどうもありがとうございました。
僕の軽自動車はぎっしりになるでしょう。
初日にあまり置いて来れないと足を延ばして寝られなくなってしまう。
新聞記者さんに聞いたら、仮設住宅の建設は想定以上に早く進んでいるとか。
地域によるんだろうけど。
とにかく、もうテントは送らないでくださいね。
先はまだ読めません。
やっと明日は昼間買い物に出かけられる。

柑橘

今日は梅雨のような じとじと じとじと
接着作業は延期して
tupliから 楽器を失った被災者へ贈る ギターをチェック。
僕が高校時代に初めて買ったギター。
最近は遊びに来る小学生のおもちゃになっていた。
状態の悪いブリッジピンを交換してボディを磨いて弦を交換。

それから、工房立ち上げ当初に完成したargo。
弦を交換、一ヶ所フレット浮き修理。

大企業じゃないのでこれぐらいしか出来なくてすんません。
そして、オドロキの支援物資が届いた。
愛媛は宇和島より。
吉田音楽道一同および有志の方々、どうもありがとうございます。
200kgを超えるみかんの数々!!

被災地へ行く予定が変更になって数日遅れるので
保管についてちょっと聞いてみたところ
箱を開けて風を通した方がいいと。
部屋中ステキなカンキツの香りに包まれている。
ひとつ、味見させてもらったところ
みずみずしいし、甘いしすっぱいし、最高!

3缶三音

昨夜は缶ビール3本なのに、今日、割とぐったりと目を覚ましました。
お昼からもう一本のジョイントを終わらせました。

接着してすぐ、遠刈田のゆと森倶楽部へギターを返却しにお出かけ。
先日の強風と激しい雨、ああいった日を過ぎると
乾燥注意報が出るような日はグッと減って空気は冬から春に変わります。
それを待っておりました。
ゆと森へ行くと偶然今日、そこで、「さばカン」さんのアフリカンドラムライブがあるというので
いったん戻って再びお出かけ。
2年越しでようやく見ることが出来ました。
彼らは南相馬市や山元町などでボランティア活動を色々やっているようで
ちょっと情報をもらえました。
http://www.onmusubi.com/
(マリンケの言葉で 「サバ」 は数字の3を、「カン」 は音を意味します。 上記のサイトより)
山元町とかって公式には県外のボランティアお断りみたいになっているけど
行くと受け付けてくれるようですよ。
実際にボランティアしている県外の人もいたようです。
そのすぐ南の新地町はさらに片付け等遅れているようだとの話でした。

親方

今日、忙しいさなかを縫って
大工さんが我が家の応急処置をしてくれました。
「これじゃ危ねぇかんなぁ。気になってたんだわ」
玄関をジャッキで持ち上げつつ、杭を打って横からジャッキで押す。
さすが。
大工さんの作業や手際を見ていると飽きない。

さらに、家のホゾのはずれた部分を直す為に
屋根裏部屋の床板をはがして
ボルトで締め付け固定。
動かなくなった襖も大多数、動くようにしてくれました。

同じ木工でも全然違う。持っている工具もノウハウも。
本当に感心しきり。
親方!!
その間、誰から届いたか分からないテントが続々。
物資の中継地点というか管理倉庫として選ばれた我が家ですが
これだけ善意が集まってくると責任感が生まれます。
一つ一つダンボールで個包装では避難所でも大変だからと
全部開封して梱包しなおして、
調べものとかしているうちに一日が終了しました。
でも、夜は近所のアンちゃんが
”炊き出し@ギター工房” 
ひっさびさのアルコール。
ごちそうさまでした!