変わったオーダーの話が来た。古いこのネックを使ってギターを作れないかと。もともとアーチトップだったようでネック角が全然違うのでジョイントは１４フレットからずれるしヒールは小さくなる。ヒールの長さも足りないけれど、そういった仕様についてはこれから詰めるとして、とにかくも指板をはがさないと始まらないので今日はそれを。

すでに指板をはがそうとして失敗し諦めた形跡がある。ヒール側からは９フレあたりまではがしかけてネック側にひびが入っていて、ナット側からは指板にヘラがめり込んだ跡がある。マホガニーって交錯木理だから難しいのよ。

はがすの初期段階からしくっていたようだね。ネックにはTバーが仕込まれている。とても細い三角ネックだしダブテイルもうちと違うし合わせるのかなり難しそう。
指板はもともと薄いのが反っているのでこのままでは使えない。ウクレレより薄く３ｍｍくらいになっちゃう。アーチトップだったからなのか１４F以上では削り込んであるし。熱かけてプレーナーかけて平面作れるかなぁ。何か貼り足せたら使えるかもしれないんだけど。アールついているから難しいかなぁ。いずれにせよインレイはやり直し確定だ。桶ギターを思い出している。