桶のパーツ付け

桶ギターはブリッジのピン穴の処理とピックアップのハンダ付けやら取り付け作業。ジャックをつけられる場所が限られすぎていて一択。2台で違う場所になった。図面を引いた時点でここしかないと決まっていた。むしろつけられる場所があったことが奇跡か?

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ストラップボタンも安心の強度が得られるのはここだけ。ネックヒールとそんなに変わらないけど、見慣れないねぇ。

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野々島の牡蠣フライ

M校長先生からの招待を真に受けてノコノコとろくに関係のない飲み会に遊びに行ってきた。6年くらい前にも同じように参加したことがあって、懐かしいのと、震災後の状況を確かめたいのと、船に乗る数少ない機会なのと、何よりうまい牡蠣が食べたいのと。朝早く出て塩竈港へ行き、向かったのは浦戸諸島は野々島。

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広く更地になってしまったところに盛り土されていて、残った家が一段低い土地になってしまっている。島として土地をどの高さにするのかまだ決まっていないのだという。そんな中、津波の来た方角には防潮堤が作られていて、地元の人がこんなに大きいものは必要ないのだと、海が見えなくてかえって危ないし、何か起きても気づけないし、観光に力を入れたいのに景観も台無しだし、松島や気仙沼では一部で防潮堤を低くしたのにここは話も聞いてもらえないし、こんなものにすでに30億かかってるんだと憤慨していた。

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島の人と島にゆかりのある学校関係者、現役校長先生たちが勢ぞろいしての真昼間の宴会、ご相伴に預かった牡蠣はやはり最高。松島の牡蠣は以前より美味くなったんじゃないだろうか。

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やたらと毛並みのいい野良ニャンズがにおいを嗅ぎつけ5~6匹集まってきて虎視眈々と時に大胆に獲物を狙っているのが面白かった。

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ついに、揚げる前の生のカキフライを椅子から引きずり落した。

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車なので飲めなかったのは残念だが、以前釣りに来た時にお世話になったマサルさんに会えたし、今日はとても暖かだったし、娘は初めてのイチゴを食したし、牡蠣がうまかったので素敵な一日だった。お隣の桂島では夏場に海水浴場がオープンしているという。他にも色々と海遊びができるらしいぞ。

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桶ブリッジ

桶にブリッジを接着する。スケールもジョイント位置も自由だよと言われたギターの設計においてブリッジを接着するためのクランプがあるかどうかは非常に重要。もう忘れてたけど俺もちゃんと考えていたらしい。桶ギターをしまうケースがないので仕上げ作業中やこれからの完成後も安全に保管する場所が無い。不便だ。

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裏力木とブリッジの再接着をしたニッパチはナットとサドルを作り直し。たぶん、完全復活。

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引越し蕎麦

二十代で家を建てた友人の新築祝いと引っ越しの手伝いってことでインスタントの蕎麦持って押しかけてきた。まず男連中は以前のアパートの掃除を。換気扇掃除、棚の解体、壁紙補修、風呂掃除など。ここに越してきた3年前もついこの間のようだ。

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新居、いい匂いがしたぁ。ブラックチェリーのフローリング、素晴らしかったよ。家族ができて家を建てる、かぁ、尊敬しかない。これからは遊びに行っても一台は車とめられそうだし、いいねいいね。

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申告と桶のいつもより

昨日は早々と確定申告に行ってきた。けっこう空いてた。初めての青色、現金主義にて。白色の時よりざっくりしてる。いつもの資料持っていったら割と計算しなおしになった。仕入れの計算方法が違うらしい。棚卸が反映されない。普通の発生主義の方がいいのかなぁ・・・でも買掛けとか激烈に面倒になるよなぁ・・・。ただでさえ今年から帳簿の付け方を変えてわけわかんなくなってるっつうのに。まぁとにかく今年の案件が一つ片付いた。税務署の人が月曜日は混むから来ないでくれって言ってたよ。

さて、今日は桶ギターのブリッジ作り。いつものデザインでもおかしくないでしょうってことで、まるっきりいつも通りの要領で。ただ、ネック角の関係でいつもよりぷっくりとしている。

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桶塗装上がり

昨日は第二回蔵王町漢字検定。役場の人に娘を預かってもらって夫婦で受験した。今回は確実に妻に負けた。自己採点だと何とか合格なんだけど・・・。

修理品のブリッジを接着。塗装はブリッジに合わせて剥がすのが大事だ。

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桶ギターの水研。桶ギターもついに仕上げの工程に突入である。

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サイドとネックヒールを除いて通常通りに研磨しバフがけ。くびれが無いとバフはかけやすい。

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たっぷり弾き込まれたギターたちの修理の続き

裏力木が軒並み浮いている。高温多湿の日本ではある程度仕方ないのかもしれないが、早めに持ってきてもらいたいところ。とはいえ、まぁなかなか気づかないんだろうなぁ。なんか音がなぁ・・・って思ってからもずいぶん経ったのでしょう。

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バインディングがはがれている。経年劣化でバインディング材が縮むのでクビレ部分は最もはがれやすい所。場合によっては切らないとくっつかないくらい縮んでいる可能性だってある。

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こちらのギターはまだまだ直したいところもあるけれど、ひとまず終了。いざ直すとなると大がかりでリスクも伴う手術にもなりかねないから。

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GとMの駒

トップが膨らんだとかゆがんだとかではなく、ブリッジが変形して剥がれたという方が近いようだ。まぁ何しろ髭の部分はねじれやすくて当然だ。ブリッジの裏側を削ってトップのアールに近づけて圧着。クランプ4本使いは珍しい。ちょっとボンド多かったかな、後処理大変そう・・・。

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県内のどこだかでサドルを調整してもらって以来、音が悪くなったとお客さん。原因はこれじゃないの?サドルの下にメイプルが敷いてあった。しかも厚みが一定じゃない。

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この子の症状もよく似ていて、ブリッジを剥がすハメに。こちらはあっけなく剥がれた。

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仕上がりをきれいに見せるために塗装を小さくしか剥がしていないのはよく見かけるのだが、これはまた大胆にも3mmくらい内側で切られている。これじゃぁはがれやすくなっちゃうよね。

 

 

#070CL-M

ガットギターが完成してから写真を撮っていなかったので。

ドイツ松にローズウッド、エボニー指板とホンジュラスローズウッドのブリッジ、ゴトーのゴールドとシルバーの糸巻き。きわめて真面目なギター。

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ひげとり

ブリッジが浮いておりましたので、

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熱して(セルのピックガードを剥がしてあるので安心して)

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剥がしてしまいます。立派なお髭で少々難儀しましたが。

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