だいこんの花

昨夜、長町で支援隊打ち上げ。
くだらないシモネタと熱い支援話。
ちょっとした同窓会気分だったかもしれない。
終了間際、一足先に帰ってきての、村の例の早朝仕事。
罰金が嫌だから出るよ。でも、連休にぶつけられて困った人も結構いると思うんだ。
今日は、蔵王の温泉荘だいこんの花で行われたコンサート。
本来、宿泊客と食事客のためのコンサートなのだが、ちょっと無理を聞いてもらって
コンサートだけの観賞に行ってきた。
だいこんの花はなかなか敷居が高いような気のしていた空間。
こういうきっかけがないと入れない。
深い森の中(と言っても見事に手入れがなされているけど)の離れのお宿で景色は最高。
母屋は直径1mもあろうかという丸太梁で天井も高い。
ギターの千代正行さんと、ヴァイオリンの荒井桃子さんの復興支援ライブ。
ギターとヴァイオリンによる、名曲「スペイン」なんて圧巻だった。
普段聞いている音楽と別次元のような気がした。
スペシャルサプライズでヴォーカルの多田周子さんと鍵盤の崎久保よしひろさんも。
多田さんの「明日へ」のCD化が待ち遠しい。
震災で親友を亡くされた作詞家と千代さん作曲という一曲は毎回泣かされる。
終演後、多田さんとPAの沼澤さんと一言二言お話させてもらったら即退散した。
何か、ハッとさせられた。
折角だからちょっと散策でもしてから帰ろうかとも思っていたのだけれど。
今思えば、あの空間と、音楽と、スタッフの対応に気後れしたようにも思う。
「場違いなのではないか・・・」
帰って日没、そこから仕事を少しした。
僕は怠け者だから、こういう刺激が大切だ。
仕事しなきゃ、って思った。

劇団イチロワ公演

24日、劇団イチロワとお嬢、サク
女川総合体育館と名取の仮設住宅へ
人形劇、寸劇、ししまい、衣料支援へ行ってきた。
女川の港町はいくつか横倒しのビルが残るものの
瓦礫はキレイサッパリ片付けられて更地になり、道路を少しかさ上げする工事が(細々と)行われていた。瓦礫が無くなったことで、毎回町が見えたとたんのガツンとくる衝撃はずいぶん薄らいだように感じた。
校長先生を介して小学校から案内を出してもらっていたのだが
人形劇目当てに集まった人はそれほどでもなかったようで
体育館に避難している方も減って、人は少なかった。
それでも館の人が「みんなで集まる事が減っていたけど今日はずいぶん集まって良かった」
と言っていた事が印象に残る。
お嬢も言うとおり「避難所に人が少ないのだから喜ぶ事だ」はその通り。
今回も女川の海産物予約券(自前購入予約券)を頂いた。
犬役が子供になつかれたのは、劇が成功した証だろう。
2ヶ所目の名取まで、高速道が混んでいて、車3台、各自向かう事にして
ちょっと飛ばした僕の車はいつしか先頭になり
道を間違えて遅刻した。申し訳なく、情けなく・・・。
それでも快く集会所をあけて待ってくれていた仮設の方々に感謝。
子供も多く非常に元気で大盛り上がりの大盛況と言っていい。
寸劇で子供達は「犯人後ろ行ったよー」とか「ネギのおばちゃん!」とか
役者の声が聞こえないほどのいい反応だったが
人形劇では一転じっと惹き込まれていた。
プロの人形劇は大人が見てもちょっと感動した。

イチロワ団、楽しかったよ。どうもありがとう。