成人(笑)

今朝、寝起きに子供がひとりやってきて
ゲームソフトを貸してくれ、と言うので、いいよ、と言った。
これもいいか、と問うので、いいよ、と言った。
見ると、手にはメモを持っている。
誰かに頼まれたのか、と聞くと、おかあさん、と答えた。
まだDVDを物色していたので、そのくらいにしとけ、と言うと
ありがとうございました、と帰っていった。
不思議な違和感が残る。
私は無料レンタルショップを開いた覚えは無い。
親の顔が見たいとはよく言ったものだ。
子供を使って見知らぬ人から物を借りるのは私の32年の常識や美学には存在しない。
コトヅテや手紙がひとつあれば、話は逆転するのかもしれないが。
くしくも今日は成人の日である。
何をもって大人と呼ぶのか。
18歳成人案なるものがささやかれているが、現実とは逆行した考えだと思う。
子供の教育が問題視される昨今、
模範となるべき親の姿が現在の問題を生み出していることは言うまでもなさそうである。

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