あべサンタ

あべひげのあべさんにお別れを言いに行ってきた。
ご焼香に来た人たちは大きな部屋2つに納まりきらず
階段まではみだしていた。
「・・・あまり使わないのですが、戒名に髭の字を入れました・・・」
いつもチェックのシャツを着て、ジーンズに大きなバックル。
舌っ足らずなしゃべり方も声も寝顔もありありと目の前にあって
どうにも腑に落ちないもんだから
顔を見れば飲み込めるだろうと思っていたけど
妙に綺麗な寝顔はなんだか作り物のようで・・・
「この後飯でも行く?」
「いつもの面子がそろったから、あべひげ行くか」
「あべひげ以外に知らないよ」
今後、どこで二次会をやればいいのだろう?
営業時間もメニューも料金設定すらない、太鼓叩いても、ギター弾いても
オーナーが寝ていてもお構いなしの、料理が抜群にうまい呑み屋なんて他にあるはずがないのだ。
コサキックがニクイことを言う。
「来年からはあべサンタが来るんだよ」
行きの車も帰りの車もラジオではクリスマスソングばかりが流れていて
来年からはクリスマスソングを聴いても、
白い髭のサンタクロースを見ても
あべさんを思い出さずにはいられないだろう。

「電飾がまぶしくて星がみえない」

今夜はお隣にお呼ばれして、夕食をご一緒させていただきました。
クリスマスなんですね。
ホワイトクリスマスではないけれど
東西南北、雲ひとつ無い満天の星空です。
知識の薄い私ではオリオン座を探すのでさえ、ちょっと時間がかかるほどの
星の数。
覚えたてのプレアデス星団(昴)はわからずじまい。それらしきものがいっぱいあるような気がする。
仙台の光のページェントに行った方々、残念でした。
60万個の電飾では星が見えないでしょう。
(寮生による”怒りのページェント”という催しを思い出してしまいます。)
明朝6時には日本の上空に宇宙ステーションが通過するそうです。
カメラ程度の望遠でも形がはっきり見えるとか?
この調子の天気なら期待できそうですね。
私は蔵王連邦の写真のためにも一応目覚まし時計をセットします。
が、これから例のミュージカル映画を見たら、確実に起きないと思いますがね。