秘密基地潜入レポ

「ちょっと来て! なんぶさんにだけ秘密基地見せてあげる」
「秘密だから写真は禁止ね」
号令がかかり、「いち!はい!に!はい!」 と、走って移動。
後から 「ちょっと待って~」の声
杉林の端っこに青いペンキの目印があり、そこから林に入ると、下草がしっかり踏みしめられて曲がりくねった道になっている。つきあたりにロープの張られた一区画があって、そこにベンチとテーブルがあり、ゴミ袋が樹にぶら下がっている。立派な秘密基地である。外からは見えない。場所も内緒だが、当然、工房からそう遠くない。
リーダーシップを見せる者、お調子者、運動が苦手な者の3人は、僕が昔よく読んだ『ズッコケ三人組』がそのまま具現化したように見えて、不思議なタイムスリップを経験させてもらった。
ギターケースが入っていた大きなダンボールは、そのまま念願のベッドとして利用される事になりそうです。