三々

製作仕事のためにも額を終わらせて片付けたい。キシラデコールの白があると思っていたんだけど使いきったんだったか。そのイメージがあったので一つはそこらへんにあった水性塗料を思いっきり薄めて塗って、もう一つは例によって古材風にワックス仕上げで。小さくない額縁なら結構作れるじゃないか。EPフレームの話をくれた友達に感謝。

塗装後の作業はツヤアリ・ツヤナシの境界のバリ取りから。角で切り替えしている所はいいんだけど・・・。それからフレット処理。

伯父の葬儀

伯父の訃報を聞いて富山へ行ってきた。昨年一昨年と家族でお世話になっており娘がよくなついていた。口数少なく寛容な10代目住職。足が痛いらしく「歩かれんもんで」と言ってスーパーカブにまたがって颯爽と走り去った時には、これが90歳かと驚いたものだ。3年前に病気で入院したらしいけれど、昨年夏に会った時は一昨年の夏よりも元気そうに見えたし、本当に突然だったようだ。その日もバイクでおつとめに行って次の仕事へ向かおうという時に玄関先で倒れたそうだ。心不全。満91歳。

本当に立派な葬儀だった。お坊さんが11人(だったかな?)ずらっと並んで、 椅子が足りないくらいに人が集まって、 親族席や弔問客からもいたる所でお経が聞こえるもんだから大合唱になる。6年前に私が撮った写真が遺影になっていた。豪華でかっこいい袈裟を着て凛々しくも、撮る方も撮られる方も緊張した、そんな表情があった。

お寺に戻るといつも通りそこに伯父のバイクがあった。最期までいつも通りの仕事をしてあまり苦しまずに天寿を全うしたのなら、うらやましいなと思った。