超貴重材

三味線の職人さんから貴重な材が届いた。見た瞬間こりゃすごいの届いたぞって思ったんだけど、ちょっと調べてみて想像以上のお宝なんじゃないだろうかと怖くなった。”紅木(コウキ)” 三味線の竿の最高級品なのかな?その端材だという。ワシントン条約で指定されている。修理用に取っておいたけれど使わないから活用してくれと。

三味線業界はギターより先に材料が枯渇している。この紅木もだが、犬猫の皮が手に入らないという。殺処分があるにもかかわらず、団体の反対が強すぎるのだとか。文化が一つ風前の灯火である。

さて、この紅木をしがない弱小工房でどう活用できるのか、今すぐにベストな方法はわからないけれど、ビオラダガンバ奏者の故中野氏との会話を思い出すと、この手の堅木はガットギターのサドルにしてみるのも面白いかもしれない。でももったいない。%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%ba%e5%a4%89%e6%9b%b4img_7381_