祝賀同窓会

参加するかどうか、さんざん悩んで、行くと決めた後もちょっと憂鬱で。
大学でお世話になった研究室の先生も今や教授となって、今年、地質学会賞を受賞したという。
そのお祝いのために今年初めて研究室の同窓会を行うと。
行っても知らない人ばかりだろうし、地質の話で盛り上がっても分からないし、
業界にも残っていないし、色々気まずいし、そもそも俺のような落伍者は居場所を見つけにくいし、会費は高いし、
ただ、今回行かなかったら生涯疎遠になりそうな気もするし、車で1時間で着くし、沖縄からAさん来るって言うし、
Eさんも来るなら行こうかなぁなんて悩んで・・・。
作並のとある温泉宿。
雪。
混浴の露天風呂にはオヤジのみ。

12年だか13年だかぶりの再会は風呂の脱衣場、パンツ一枚。
まぁ、結果として行ってみて良かったかなと。
先生の活躍ぶりの一部であったり、プライベートの近況だったり
忘れていた先輩と久しぶりに会って、人って変わらないんだなと感じたり
忘れていた同級生が大学院に進んでいたことやその頃の話とか
大学特有の空気みたいなものを思い出したり、
その大学という閉鎖空間では社会でオイオイ!と思われるであろうことが何とも無く流れて
誰一人被害者がいないので問題にならない感じとか、
この一夜のために東京、名古屋、高知、沖縄、果てはアブダビやシンガポールからやって来たり
そこに何故か迷いが無くて、その熱の高さに驚いたり、
なんだかんだ楽しんで、ビールばっかり飲んでガラガラになった喉と寝不足を連れて帰ってきた。