┐(‘~`;)┌

深夜、一冊の本を読み始めた。
なんだかもったいなくて少しずつ読み進めようと思う。
読み始めたばかりでその本について感想を述べるのはいささか危ういので控えるが
「言葉」について語られていた所で、先日ちょっと触れた流行的言葉(「かわいい」「癒し」「ほっこり」)
と同時に思い出した、最近感じている事をココに忘却防止のため残しておく。
ちなみに読み始めた本とは
『若き友人たちへ - 筑紫哲也ラスト・メッセージ』(集英社新書)

予算が削られ、子供も減って、年々おんぼろになっていく学校図書。
そんな図書室の整備に町のボランティアさんが動き始めてくれていて
そこに毎週のように立ち合わせてもらっている。
とある中学校で教頭先生が話していた。
「今の子供は、活字だけの本を読んで、一枚の絵を描きなさいと言っても、
『見てないから描けません』というんですよ。想像力がなくなっちゃって・・・」
活字離れは今に始まったことではなくて、僕だって決して本を読む方ではないのだけれど
それでも近年の流行には苛立つ事も多い。
顕著な例がメールの絵文字である。
「絵文字が無いと感情が伝わらない」という意見を耳にする。
「絵文字が無いから冷たい人だ」と称される。
文章力・読解力・想像力は深刻な事態だ。
例えば、とても悲しい深刻な状況のメールに「泣き顔」の絵文字が付いてくる。
ふざけているのか、あるいは、悲しさをオチャラケでごまかしているのか
それとも、これが現代の「正しい」感情表現なのか・・・。
私には伝わらない。ついて行けない。
言葉・言語は思考そのものだと思う。
絵文字に頼った表現では未来は危うい。

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