豆撒き

今日は寒い。
ずっと氷点下で日没後の作業場はほとんど苦行のようだった。
台所の水道が出るのに、風呂のお湯は出るのに、
ボイラーから配給される台所のお湯が出ない。
蛇口付近に熱湯をかけたが変化なし。凍結は屋外らしい。
このまま凍結した状態で朝をむかえても大丈夫だろうか?
これだけ冷え込んでいるが今日は節分。
東北では節分豆に落花生を使うらしい。
お店によっては大豆のいり豆が売っていなかったりする。

落花生を使う理由は、まいた後拾って食べられるとか
収穫時季がより冬に近いとか
寒冷地では大豆より油分の多い落花生が栄養面で好まれたとか
諸説あるらしいが
千葉に実家を持つ私としては、
案外高価なため手土産には買っても自宅用に買う事の皆無な特産品を撒くという行為に
どうにも馴染めない。
それは郷土愛とかではなくて、やっぱり殻付き落花生はぜいたく品なのである。
それより何より、小さな子供のいる家庭では、この大きな殻付き落花生を
鬼めがけて力いっぱい投げつけているとすると、
お父さんって大変だなあと思う。