ブリッジ自体がかなり反ってたので、また動いてはがれたりしないことを祈る。
今日やってきた修理品もさっそく。表割れ。トップにカラー吹いてあるようだから、塗面までは直らないよ。ちょっと色がはげちゃうかなぁ・・・。攻めないことが大事そうだ。
大学の友人、インドへの転勤が決まったという。しばらく会えなくなるから昨夜は一緒にご飯を食べに行ってきた。出発の前に牛タンと豚肉は食べとかないとね。
今夜は小学校の校長先生発案のイベントについての第一回会議に出かけてきた。すっかり巻き込まれて実行委員会に名を連ねた。
さて、昨日今日の仕事をまとめて。このところ修理ばかりなり。
カワイは一発目の塗装を。
000は力木はがれ7か所を固定し、バインディングのはがれたところを接着して、表割れ2か所、固定し裏から補強材を貼る。小ぶりなサウンドホールから手さぐりでボディの一番奥に綺麗に貼ることができて満足。中指がギリギリ届く位置だでば。
昨日のヘッド折れを固定して、カワイギターの塗装準備で目止めして、
000の修理に取り掛かる。ブリッジはがれ、表割れ、裏力木はがれ、バインディングはがれ、ネック起き。ネックに関して今回は何もしないことになっている。弦高は高いだろうけどスライド用という手もあるし。まずはブリッジをはがす。
今日の仕事は修理のつづき。塗装前にフレット打ってしまうことにした。
それから、1本tupliが帰ってきた。ぶつけた記憶はないというけど、自然にこんな割れ方しないはずだよなぁ・・・。
ペグをしたたかに打って、ひねるような力がかかったとか、例えばケースのヘッドの下にたくさん物を詰め込んで、ケースごと衝撃が加わったとか・・・?だって結構ボリュート周りに打痕あるもんなぁ。
週末、一泊の温泉旅行で男鹿半島へ出かけてきた。
まずはB級から。ハタハタ丼としょっつる焼きそば。しょっつるって思ってたよりクセがないんだね。うまし。
時間があったので水族館へ。
男鹿では鯛祭りの期間中。さまざまな鯛が展示された水槽の隣にそのポスターを飾るというシュールさ。
入道崎で夕日を見る。
星も綺麗だろうなと思いながらも、宿の夕飯の時間があるので断念。飯の後に再び車で出かけるなんて、ビールの誘惑が許さなかった。
夕飯は一人一杯のカニと、しょっつる鍋、カサゴ焼き、ハタハタのから揚げ等々。とろとろわかめに感激。大満足。
男鹿の温泉はナトリウム塩化物泉。湯の花が浮いて非常にいい湯だった。汗が止まらない。
海に沈んだ日は海の向こうから昇った。
大して期待していなかった「なまはげ伝承館」が大ヒット。大晦日のなまはげとの問答を再現してくれるのだが非常に面白い。オススメ。
2日目の昼はA級グルメだ。天然鯛の石焼鍋。柑橘?なのか、品のいい酸味と山椒のきいたスープは絶品。最後は鯛茶漬けで締めるのが作法だそうだ。ご飯のお代わりできるから安心。このお店、メニューは石焼鍋しかない本格派。お昼過ぎにはなくなってしまう可能性があるから、午前中に予約しておいた方が確実。
帰路の道端でババヘラアイスを食べて、男鹿を満喫した充実の2日間だった。
昨日のガットは熱をかけなおした甲斐があった。アイロンで下げられる弦高はここまでかな。クラシックやってたってサイドポジはやっぱり欲しいらしい。5つ埋め込み。
ロッド交換のギターはそのロッドの長さを調整。お尻を切ってナットでストッパーを作るんだけど、切ったばかりのアルミでヤケドするという初歩的な過ちをおかした。
溝を少し広げてロッド仕込み直し。新しくした指板も接着。
今日はなんだか体調が思わしくないので午前中寝ていた。
昨日アイロン当てておいたので、時間のかかる修理よりまずはそっちから。またガットの順反り。
すり合わせしてオッケーのはずが・・・
弦張ってチューニングしてみるとまだ順反りが強い。テンションでネックが反るようだ。クラシックギターってのはもともと弦高は高いもんなんだけど、もう一回最初からやり直してみるよ。
今日訪ねてきてくれた人、おもしろかった。若く見えるけど僕より一回りほど年上で、でもすごく気さくで、宮城出身で、関東で活躍する芸術家で、金属を扱っていて、建築の知識もあって、自分で家をリフォームしたらしくて、震災時は閖上で相当活動してくれたらしくて、放射能や原発についてもよく知っていて、いろんな楽器ができて、レコーディングとかも詳しそうで、なにしろすごくよく喋る。回転が速くてエネルギッシュだった。
そういえば夕方には小学校の校長先生もやってきた。この先生もまた音楽が好きでエネルギッシュ。俺は何かに巻き込まれていくらしい。
作業は予告通り指板アールを。ポジションマークはサイドだけでいいというので指板の完成。
ヘッドのロゴを消してくれということなので、ヘッドトップだけ塗装をはがした。
修理品の指板を作り直し。指板交換が許されたのでオリジナルにこだわらず楽器としてより良い物へ。もともとの指板はおそらく645.2mmで切られていたんだけど、サドルの位置からして同じにしてしまうとオクターブが合わないと思われたので、やや短く設定した。さらに、ネックが起きていて弦高がかなり高くなりそうだったので、指板の厚みにテーパーをつけて角度を稼いだ。オリジナルは黒く塗られているがそんなことはしない。指板のアールは治具のあるウチと同じ丸みにする。それは明日。
家の裏のイグネを切って6年、今年ついに6年前と同じような太い竹が生えてきた。邪魔なものは切る。何の木か知らんが2~3年で大木になるこいつがこわい。成長が速い分柔らかい。これを倒すのが今日の第一ミッションだった。倒れる方向失敗すると大変なことになるから慎重に。幹の太さは俺のウエストよりはやや細いくらい。
先日作った棚の周りの片付け。裏にはカゴからあぶれた野良仕事道具を吊るした。使いもしないけど捨てられない地質調査用のハンマーも。
ギター工房tupli でのギター製作と日常を綴ります。