昨日のモヤモヤは夜の雨でずいぶんスッキリしたようだ。
接着したブリッジの手入れ。
今日という短い時間でできた作業はたったこれだけ。
日中のど真ん中に行く小学校の業務が、ちょっと色々重なったこのタイミングに重たい。
でももうすぐ春休み。
月別アーカイブ: 2014年2月
甘さ控えめ
駒
春の兆し?
夕焼け雲
ブリッジ削り
残雪
明日朝が来たら
想茂木
今後の作業計画のために修理依頼品のチェック。
その中に一本すんごいの。
ついに僕もこんなギターを任せてもらえるようになったか・・・。
フィンガーピッカーの憧れ、ソモギ!
専門学校の頃、Y先生が、今は亡きSakashita先生から頼まれて修理していたときは
触っちゃダメと30cmの距離から眺めただけだった。
なるほど、このギターはとんでもない。
柔らかく豊かで甘美、だけどぼやけない。
指でポロンとはじけば、上手くなった錯覚に陥る。
ジャランとやればどうしていいかわからない。
ヘタクソな僕には手に余る。
トップは驚くほど薄く、ブレースも細い。
それなのに、さほど歪みが無いのは不思議。
クラシックギターが根底にあるのは見た目どおりで
ネック角も補強材もクラシックギターっぽい。指板アールがないのも。
音もどこかガットっぽいのかも。
ブリッジピンも手作りなのか?
逆反りだという調整は、ロッドを緩めきってあっさり解消。
手をかけるべきところなんて見当たらない。
細部まで凝っていて丁寧。
なんだかぐったり疲れてお腹一杯になった。
僕が作りたいギターとは方向はちょっと違うかもしれない。
けれど、ホンモノの職人技を見せつけられた気がする。
ラベルにその人のお茶目さが垣間見えた。
『想茂木 作』
日本贔屓なのだろうか。
作業は昨日の続きと研磨研磨研磨。
鏡面仕上げにはまだまだ遠い。
削ってしまう
次作、お客さん持ち込みの材による製作になる。
ネック材が大きいので、早めに小さくしておかないといけない。
木は切れば大抵動く。
反ったりねじれたりしておいてもらった方がいい。
ちょっと太めがいい、というオーダーで作ったのだが、ちょっと太すぎたみたい。
2年あまり使ってもらって、やっぱり削ろうということになった。
もともとtupliのネックが細くはないので気にしすぎたのがいけなかったのだ。
この2年、なかなかのハードワークで使ってもらっていたのだろう。
トップの塗装にクラックも入って貫禄が出始めてはいた。
(カラー吹いてあるとクラックは入りやすいんだけど。)
でも、これも俺のミス。
古いギブソンを意識した茶色にしようと思ったのだが、やや赤が強かったのか
テレビ映りがいまひとつ。
これを機にリフィニッシュしちゃおうってことで、
さて、どうやろうかなぁと悩んでいるうちにブリッジがはがれちゃった。
はがしたんだけど。
塗装も削り落とす。
研磨で塗装をはがすのはなかなかの体力仕事。