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REPAIR

アコースティックギター、クラシックギター、エレキギターをはじめ、その他民族楽器などの弦楽器修理も行っております。
楽器それぞれの状態が異なるため、原則的に現物を見てから修理内容や方法を検討いたします。
修理とは新品の状態にタイムスリップさせる事ではありません。楽器としてより良い状態へ直すことであり、修理痕の残ることが多いという事をご理解ください。
お見積もりは無料です。一度楽器を工房へお持ちいただき、相談していただける事をお待ちしております。

当工房の塗装はニトロセルロース系ラッカーおよびセラックです。
ポリエステル塗装の楽器の塗装修理はお断りする事もございます。


代表的な修理料金例


修理例 〜とあるJ−45の場合〜

2011年3月某日

裏板をはがしました。欠損したパーツもあります。オーナーさんが洗ってくれていたものの、まだ砂がこびりついていました。

今一度、水洗いしました。

はがれかけている物、歪みの原因となっているパーツなどをはがしました。

十分な乾燥ののち、力木の接着。ブリッジプレートは交換。不足のパーツも補っています。
表板のドーミングに細心の注意を払います。

力木削り。

トップの完成。この後、削り落としたライニングの補充も行いました。

波打った裏板に熱をかけて戻してから、裏板の力木接着。こちらも欠損パーツを補います。
泥水でマホガニーの色が変色していますが接着に問題はありませんでした。

一面をはがすとギター全体がゆがんでいます。ネック角を理想的な状態に戻すことを特に注意しながらの裏板接着。

バインディングを新しく巻きなおします。わずかなズレは黒いバインディング材を入れてつじつまを合わせます。

指板修整しフレットの打ち替え。ロッドがいきていたのでそれで済みました。

潮水が塗面全体に激しいクラックを入れていました。はがれないよう固定しつつそのままパッケージ。

ネック角がうまくいったのと、ブリッジが反っていなかったので、オリジナルのブリッジを接着面だけ整えての接着。

ナットを新調。P.U.とピックガードを取り付け最終調整。

ラベルを作り替えて
無事生還しました。