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Steal Strings  Nylon Strings(classical)
 
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コラム

tupliギターの名称について

tupliではアルゴ、フィフィーなど耳馴染みのないモデル名をつけているが、実は一つの法則にのっとっている。
英和辞典を繰ってみると気づくとは思うが、全て船の呼び名からもらっているのである。
ギターを少しかじると、ドレッドノートと呼ばれるボディ形状に出会うと思う。ドレッドノートとは昔の巨大戦艦の名称である。「超ド級」の「ド」とは このドレッドノート戦艦を指す。ドレッドノートギターは当時それほど大きかったということだろう。
ドレッドノートがあるならほかの船があってもいいじゃないか、というのが出発点なのだ。

tupliが世に漕ぎ出したギター"argo"は、古代ギリシアの冒険船。"fifie"は漁業用の小型の帆船。"vesse"は大型貨物船という意味の"vessel"から。 "L"を落としたのだが、実は過去のマイナーチェンジでボディサイズをわずかに大きくしているので、"vesse"のLサイズという意味で、結果的に"vessel"に戻ってしまった感がある。 "mammoth"については、一番大きいのを何と呼ぼうか悩んだ時に、ひとまずジャンボと呼んだところ、 お客さんから「それじゃ飛行機だ。巨大タンカーはマンモスタンカーって言うじゃないか」との指摘を受けてマンモスに落ち着いた。
ドレッドノートの対極として、どうしてもどこかに帆船の名称を使いたかった。反戦ってことで。
では、クラシックの方はというと、これが船とは関係ない。ロマニロスのサイズを参考にしたタイプRとモダンクラシックのタイプM。 tupliならではの何かが生まれた暁には、なんて言い訳をして、この名称については棚上げ、もとい、陸揚げしておくのである。


(画像はイメージです。)

argo (アルゴ)
tupliはここから始まった。最も多くの マイナーチェンジを繰り返して来た形。
もともとフィンガーピッカーを意識してデザインした物だが、粒立ちのいいバランスのとれたサウンドはどんな場面でも応えてくれる。
くびれから上部を小さくし、音の回り込みを抑えつつ、日本人の体格に合わせたデザイン。

fifie(フィフィー)
小さなボディと628mmスケールで女性でもなじみやすいフォルム。
初めてコレが出来た時、argoを止めようかとさえ考えた。
ボディサイズを感じさせない豊かな鳴りとの評価をいただいている。小さくてもハイクオリティを。

vesse(ヴェッセ)
歌モノの伴奏楽器を想定したモデルで、豊かな中低音による和音の美しさに定評がある。
やわらかでストレスフリーなサウンドはフィンガーピッキング、ストロークどちらでも活躍する。

mammoth(マンモス)
フラットピッカーを意識したジャンボタイプ。ふくよかでやわらかな力強さ。
チューニングを落としても余裕のある低音と、ダイナミックレンジの広さは表現の幅を広げてくれると期待している。
約16.5インチ(420mm)のボディサイズで見た目より抱えやすく設計した。

classical-R/classical-M
幅広い音楽ジャンルのニーズに応えられるよう研究中。
クリアではっきりしたサウンドとの評価をいただいている。
画像はMタイプ。