今更だが『風立ちぬ』を観た

今更だがテレビで『風立ちぬ』を観た。(ネタバレ注意)

大好きな映画になった。観返さないといけない。

初見なので帽子や紙飛行機などの比喩的描写に対しての細かな考察はまだできていない。ただ、重要そうだということのみ。あの時代の「セーフ」「ナイスキャッチ」の初対面でいいとこのインテリ感はおみごと。

飛行機を夢とし夢の中ですでに兵器としての飛行機を見ていながら同期とともに風に吹かれて「いい飛行機を作りたいだけ(本郷)」と。「終わりはズタズタでしたが(二郎)」「国を滅ぼしたんだからな(カプローニ)」

全体として戦争を皮肉たっぷりに描き、日独伊三国同盟時代からの日本の位置と勘違いっぷり、インテリジェンスと一途なおもいと・・・。

私が最も驚き、つかまれたのは、トーマス=マンの『魔の山』が劇中で語られたこと。まさかナホコがあの水平生活をするとは。行ったら最後のサナトリウム。「一機も戻ってきませんでした(二郎)」のセリフと対になる。

歴史の時系列が怪しい私には難しいところもあるものの、ジブリのファンタジーな部分と宮崎駿の明確なメッセージを受けて興奮している。

 

『魔の山』についてはこのブログでもちらっと書いているのでお暇なら。

https://tupliguitar.com/blog/2012/02/%E7%8B%AC%E6%9B%B8%E3%80%80%E5%AE%8C/

『死は誰も経験できない。残された者だけが経験できる』魔の山を読んで強烈に残っている部分。

俺もお前もまだ死を知らないんだよ。命って、それを奪うって、お前に何が分かるっていうんだ。

 

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