たまってしまったリペア。
まずは個人製作家物。
ついつい製作家目線でインレイの云々とか材のつなぎ目がどうとか
ココはまぁすごいけどココは勝ったみたいな事考えちゃうけど、
楽器として関係ないそういうのは、己の自尊心を満たすためだけのは、カツアイ。
ロッドカバーあけて参った。
持っているインチのレンチ、どれも合わず 「出た!スーパーレアだ!」ってことで
レンチを取り寄せ届くのを待っていた。
一般のレンチセットには入っていない9/64”。
ようやく入手したんだけど
やたら硬い。ほとんど回らない。
どっちにも。
???
効かない。
ロッドについた塗料を見ても、製作者も回していないのが分かる。
なぜだ?ちょっと緩めたいだけなのに。
まぁ、ネックがほとんど動いていないって事でもあるんだろうけど。
ついでに言わせてもらうと、ロッドポケットが小さすぎる。
レンチ、真直ぐ入らないよ。六角レンチのボール型のを斜めから挿してギリギリ。
それでもポケットのヘリに当たっちゃうし。
あるいはロッドがもっと引っ込んでいればいいのに。
写真はナット溝をちょっと削りこんでるところ。
サドルの底面削って弦高を下げる。
途中で気づいてよかった。
1弦6弦に合わせてギリギリまで下げちゃうと、3、4弦でビビリそう。
サドルの頭を削ってサドルのアールを変える。
で、元の形を復元。
サドルの切り方もデザインあるから、すごく凝ってるし、オリジナルに忠実に。
しかしね、参っちゃうね。ホントいい音するんだわ。
スゴイ鳴る。
ブレーシング細いからかな?
胴厚もかなりだし。
素直な感じの音は好印象。
それに材がすごい。
かなり広い指板も押さえにくくない。慣れればなんとも。
とってもいいギターだよ、ロッドだけだよ。
個人的には同時にリペアに出されたこっちの桜インレイのが好みの音。
というか、これ、すごい。