変わったギター

午前午後と、のべ3セット、6回の吹き付け塗装。
その合間は洗濯をし、ケータイゲームをし、本を読み、昼寝をした。
塗装している時間より乾燥待ち時間のほうがずっと長いので
他の人から見れば、読書と昼寝の合間に塗装した、となってしかたない。
夕方、工房に変わったギターがやってきた。
表板は数箇所で割れ、はがれていて、セロテープで留めてあり
指板もはがれてガムテープで留めてある。
ブリッジは無い。
修理依頼ではなく、面白いだろうと
工房へ廃棄されたのだ。
ちょっと飾っといても悪くないし。
表はがしてみても面白いけど、考えたらこのサイズの道具がないんだなぁ。

明日の塗装のためにギター2本を研磨した、という以外に
仕事もしていなければ、家事など家の事も、とりたてて遊びも
何にもした記憶が無いままに終わった今日であったが
夕飯の後、本を読みながら寝落ちしており
3時間ほどののち、ふとその本を見ると
しおり紐の先端がギリギリのところで頁の間に挟まれていて
危なくどこを読んでいたのか見失うところであったのを
それは全くの無意識の現実と夢の狭間で、
スイス高原のサナトリウムから蔵王のコタツへ帰還するその一瞬に
見事な仕事を成し遂げていたのだと
これが今日という日だった。