本当にお待たせしてしまった。もう何ヶ月かかったのかすぐに思い出せないほど。まだちゃんと弾いてみてもいないんだけど、ジャーマンの温かみを感じる。糸巻きも支給品なんだけど、こんなのあったっけ?ノブ、オーナーさん自分でカド落としたのかなぁ?きれいに丸くなっていて、これ、いい。
こちらのギターはロゴに合わせて糸巻きもシルバー。弦、ミディアムゲージも使うんだった。完全に失念、在庫ないわぁ。ひとまずライトゲージで調整しておくけど買ってこないと。
#074 argo 、以前から試験的に作っていると言っていたギター。今更種を明かすと、以前、南澤大介さんにお会いした時にいくつかアドバイスをいただいて、それをもとにソロギター向けにどうだろうと作ったギターだったのです。ちょうどオーダーでもスルーブリッジの話があってモチベーションが上がっていたのも好材料でした。それを南澤さんに試してもらったところ、なんと!!
なんと!なんと!
ご自身のオリジナル楽曲をこのギターで録音してくれました!!!
ソロ・ギターのしらべ 「過ぎ去りし夏」 南澤大介
第一印象は星空でした。星空と涼しくやわらかな風。美しく、どこか哀しげ。ゆったりした曲は弾こうとすると思った以上に難しいってパターンでしょうか。
感激により興奮状態のため取り急ぎ報告のみで失礼します。ところで楽譜と音源のセット、安すぎないですか?別アレンジ3曲追加でって。
こだわりのオーダーギター完成。fifie-Cu.13FJ レッドウッドトップ、カーリーメイプルサイドバック、ペアーウッドネックなど細部にわたるまで材料や意匠にこだわって、それでも過剰になったり華美な印象にならずに済んでいるのは艶消しも一役買っているだろうか。音はレッドウッドとスルーブリッジによるところが大きいだろう。レッドシダーに似て甘く軽やかなのにキリッとクリーンでフィンガースタイル向きのすがすがしさがある。
ガットギターが完成してから写真を撮っていなかったので。
ドイツ松にローズウッド、エボニー指板とホンジュラスローズウッドのブリッジ、ゴトーのゴールドとシルバーの糸巻き。きわめて真面目なギター。
まずはガットギターから、完成。
巻き弦の音がこれまでで一番気持ちいいかもしれない。
写真撮ろうとしたら突然雨がパラパラっときて慌てたけど晴れたね。
鉄弦の方も今日ブリッジ接着。写真は忘れた。
ピックアップのチェック、写真も撮って、はい、完成。
昨日のブログ見てオーナーさんやってきて、最終確認を一緒にしてそのまま納品。完成から納品まで最短記録。
L.R.BaggsのiMixもいい感じ。生鳴りも豊かでargoも一皮むけた気がする。カッタウェイのインレイも主張しすぎず、目立たなくもなく、バッチリ決まったし、ロッドカバーのわんこに貝の模様もマッチして、見た目も音もなかなかいい仕事ができたと感じている。
午前中、雨の上がっていた時間帯があったので、すかさず写真撮影。
アフリカン・ブラックウッド、美しいだけでなく、あれほどヤニが多かったにもかかわらず塗装の乗りも悪くないように見受けられる。カリンと音もいいし、硬いけれど焼き曲げてしまえばそれからあんまり動かない。素晴らしい材料だ。高いだけのことはある。
材料のポテンシャルに見劣りしないいいギターができたんじゃないだろうか。
https://tupliguitar.com/gall-classical.html
ネックを削りなおしてトップの塗装も一新
生まれ変わった。
音は相変わらずのじゃじゃ馬でラウドだけど、なんか状態がいいので弦高は低めにすることができた。
何ヶ月も前から、作業の合間に少しずつ進めてきた
「出張時用看板プロジェクト」
かんせーい!
黒っぽい貝が鍵層になる。スコリアみたいに。
アイビーのギターも納品完了。
こちらは楽器店と信販会社を通しているため、事前に御代を頂いていたので、本当にホッとした。綺麗にあがったし。
https://tupliguitar.com/gall-fifie.html
ギター工房tupli でのギター製作と日常を綴ります。