鉋音

中電が浜岡停止を受け入れたね。
鉋音の決断はやっぱり評価してよいと思う。
おそらくこの国で緊急時対応を評価された政府はないと思う。
今回も例外ではないけれど、大きな一歩。
そもそも、今回の震災で、原発一ヶ所停止して、他にも火力発電所動いてなくても
停電しなくて済む事バレちゃってるわけだし。
夏場の電力とか言うけど、病院以外エアコンなんてつける必要ないと思う。
福岡で6年間エアコン無し生活した経験者として。
禁止してしまえ。って言うと沢山批判を受けるからそこまで言わない。
ただねぇ、浜岡の危険性は構造上の問題と巨大地震の震源地だからなんでしょ。
津波対策の防潮堤ができるまでってのは大間違いだわ。
直下型地震に耐えられなきゃいけないんだから。
巨大地震が終わるまで、停めといてもらわないと。
その間に家庭レベルも含めて比較的小さい自然エネルギー発電所を
沢山作れれば再稼動の必要もなくなる。
セルロースからバイオエタノール作る技術だってもうあるはずなんだけど
はやくしてくんないかなぁ。鉋屑が売れるかも知れないのに。

蛇とエアコン

朝から家に入り込んだ蛇と格闘。
尤も向こうは端から戦うつもりはなかったようで、ひたすら逃げるのだが
家の中なので放って置く訳にいかない。
土間戦にて勝利。

この後軽く噛まれる。
それから、被災地の臭いを記憶して忘れてくれないバモスを何とかしようと
エアコンフィルター洗浄。
グローブボックスをこじ開けてはずし、
エアコン洗浄スプレーとアルコール除菌スプレーをふりまいた。

下にちらっと写るフィルターと、中央奥のシロッコファンに臭いが付いていたらしい。
かなり回復した。
グローブボックスをはずす時、いろんな所に傷がついたけど。
さ、後はギターの2回目の塗装さえ吹けば今日は充分だ。

ねぎナイ支援隊

ねぎしナイトのメンバーから日蕨地区Eさん宅へ
さらに新品のプロパンガス用ガステーブルとホースが贈られたと報告を受けました。
ねぎナイすごいね。ありがとう。
メンバーみんな宮城に住んでいたことがあって
もちろん今も仙台にいて地震によって高額な出費を余儀なくされた人も多いわけだけど
こうしてみんな、彼らはまだ会った事もない人のためにカンパだしてくれるんだから
宮城愛というか
本当にありがとう。
東京チームの友人が今日、そのお宅へ寄ってくれたそうです。
写真をもらいましたが、やっぱり明るくて元気そうで、何より。
ドライヤーとか洗剤とかも、ちゃんと届いていると聞きました。
冷蔵庫さえ片付けばこの支援もひとまずは一段落かな。
ガステーブル届いたらガス屋さん呼んでプロパン持ってきてもらってけさい。
周囲の数百トンだか数千トンだかの魚が混じった、瓦礫が早く片付く事を祈っております。

先日の家屋応急処置の請求書が届いた。
大工さんがほとんど休みなく一日みっちり頑張ってくれて
技術料込みでいい値段するけど納得の額。
ただ、思うのは、ギターは安すぎるよなぁ、ということ。
ちょいとホームセンターへ出かけたら
オモチャ売り場でミニカーを見つけてしまった。
先日女川でライブをしたとき、
会場作りを手伝ってくれて、一緒に遊んだS、5歳。
幼稚園児だけど幼稚園が始まってないと言ってヒマそうだった。
彼が猛烈にミニカーをほしがっていた。
自衛隊車両なんかも売っていて、散々見てるだろうからと迷ったけど
子供はやっぱり速い車とデカイ車だ、と思ってランエボとトレーラーにした。
避難所から帰る時、僕らの背中にSが叫んだ。
「元気でなー!」
思わず笑ってしまった。
「おまえもな!」

骨抜き

表板、裏板ともに、はずさざるを得ない力木をはずしました。
はずれていた物と合わせて、計10本。
あられもない姿に。

あれだけホース突っ込んでジャブジャブ水洗いしたのに
まだドロが詰まっていたので
ライニングの隙間なども全てお掃除。
部屋の掃除はできないくせに。

告井延隆ライブ@JAZZ ME BLUES“noLa”

ただいま。
告井延隆さんのライブに行ってきました。
センチメンタル・シティ・ロマンスの人。
ビートルズの完コピをギター一本でやっていて
メロディからベースから全て。
ライブ中にリクエスト募って何でも弾いちゃう。
そのテクニックはそれこそとんでもないんだけど
それ以上に歌ってなくてもCDとおんなじじゃんって思えるのがすごかったです。
強弱とかグルーブ感とか、言葉で言うと薄っぺらいけど、その表現力。
ギターってすごい楽器だったんだって思えました。
気持ちよかったぁ。ビートルズ聴きなおします。
歌も声もステキだったので、あんな難しいことしなくても十分かっこいいんですけどね。
tupliの試奏もしてくれました。
フレットが高いのがお好みではなかったようでしたが、
いいね、全然問題ないって言ってくれました。
楽器が軽いと言われたので、それが良い事なのか悪い事なのか解らないと言うと
良い事なんだよ。体にフィットすれば軽く感じたり、フィットしなければ重たく感じたりするんだから。と。
ありがたいお言葉いただきました。
また精進します。
帰ったら、WEBニュースで浜岡原発止めるって?!
政府が動いた。一日でも早い方が良い。
原発技術者菊池さんが言っていた。
東海地震起きたら福島原発事故なんて線香花火ですよ。

日蕨支援続報

東京チームの声掛けで
”早急にほしい物リスト”のほとんどが贈られたそうです。
炊飯器や掃除機やアイロンや洗濯洗剤など。
こちらもねぎナイもそうだけど
みんなでお金出し合って、ほとんどを新品で買ってくれている。
みんな宮城のためにどうもありがとうございます。
あとは冷蔵庫。中古でいいから大きめ。
僕はと言えば、言いだしっぺ側の人間のくせにカンパ出してません。
時々被災地へ行くガソリン代と高速料金だけで手一杯というお粗末です。
他の地域ではぽつぽつ仮設住宅への移動が始まって、
何もない家庭は増えているはず。
仮設の一部完成で自衛隊による物資援助が止まった地域もあるとか。
仮設住宅も全く足りていなくて避難所長期戦の人も大勢。
多様化と細分化で今後の支援は何かテクニックが必要かもしれませんね。

御開帳

つくりが粗いなんてよく言われてるけど
キレイに接着されてましたよ。裏甲は。
そういえば割れ止めとか無いんですね。
まぁ、あっても意味の無い布テープ貼るよりいさぎよいってことかな。
ん~これが現実なのよね。

To 女川 From ねぎしナイト

日蕨地区の支援にねぎしナイトのメンバーも名乗りをあげてくれました。
今一度ちょっと解説。
友人がネットで見つけた孤立地区。
女川の山奥で津波の最終到達地点であったEさんのお宅は一階が壊滅。
2階にOさん一家と一緒に避難。
Oさん一家は0歳児と2歳児を抱える。
市場の巨大冷凍庫が流れ着いた地区で魚の腐敗臭はどこよりもひどい。
周囲にお店も避難所もなく、電気の復旧はつい先週。
突然子供服を持っていった流れで
笑いながら壮絶な体験を話してくれて、
「人間って欲深いもので、電気が来たら電化製品がほしくなっちゃう」
との話を聞いた事から、我々小さな支援隊は、まずはこのお宅が
人間らしい生活を取り戻すべく手助けできれば、と動き出したのである。
早急にほしい物をリストアップしてもらい、
東京チームを中心に声をかけてもらっていた。
ねぎナイとしても協力したいと言ってくれて、
早速、ほしい物リストの中からドライヤーと魔法瓶を贈ったとの連絡をもらった。
声かけてから第一号。
先方はどんなんでもいい、なんて言うけど、僕はそうは思わなくて
贈らせて貰うんだから喜んでもらえる失礼のないもの、と思っていた。
ねぎナイが贈ったドライヤーは良いナノが出るらしい。
イーナノが出るやつナノ。
ポットは結構オサレらしい。
絶対喜んでくれる。
どうもありがとう。

震災ギターに着手

製作のギターはやっとこさ塗装に入った。
当然ちょとは遅れているわけだけど、それほどでもないかも。
順調にいいペース。

そして、難題、震災ギター。
まずは色々と邪魔になりそうな剥がれかけブリッジを剥がした。

砂がかんでいてジャリジャリする。
次に裏板のバインディングをはがした。
塗装は諦めざるを得ないのかも。
とりあえず今日はここまで。

ギター工房tupli でのギター製作と日常を綴ります。