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東京生まれ千葉育ち、蔵王町在住のギター製作家。 ベルボトムジーンズが標準スタイル。

青い袋が燃えるゴミ

塗装ブースのフィルターを交換して、
ボディを袋に入れて、長期休業の準備をしました。
袋に入れておくことで、湿度変化の影響を最小限にするわけです。
掃除は例によってほどほどですが。
ゴミ袋に入っていますが捨てないでください。

先日の夏祭り実行委員の方からお野菜を色々いただいてしまいました。
さっそくシシトウを焼いて晩酌です。
市販のモノより大きくてツヤツヤです。
取れたてはうまいっす。
お子さんがウチに遊びに来る秘密基地メンバーだったなんて。
おそらく歳も僕よりちょっと上なぐらいでそんなに変わらないのに。
明日はようやく旅の準備でもします。

現実不可能?

結果として非常に参考になる意見で、善意を持ってアドバイスしてくれた言葉ですが
私が大学院を中退してギターを作りたいと言った時、言われた言葉があります。
「ギターを作るなんてお前には無理だ。」
理由は、私が理屈っぽく理系の頭だから職人の世界には向かないということでした。
そんな私もあれから9年、一人でギターを作り、オーダーまでいただけるようになりました。
一般論として、やる前から他人が現実可能か不可能かを判断するのは、すこぶる失敬な話です。
子供達が遊びに来て、親御さんや学校の先生から、言う事聞かなかったらちゃんと叱ってください、と言われたり、今日も地域コーディネーターとして学校の先生達に混じって研修を受けてきたり、
ひょんなことから教育の側面を眺める機会が増えてつくづく感じます。
未来には可能性があって、過去の事でも悪い事は悪い、と、はっきり言う事が愛情であると。
それは人間に対してだけでなく、国家に対してもしかり。
今日からスピーカーをつけた車がうるさく走っていました。
そんなもので投票行動が変わるほど我々はバカじゃない。
まるで無駄だと思う・・・。

プロペラ

最近日中ウチに来る人は決まって
「今日は子供たちは遊びに来てないの?」という。
みんな人気だなぁ
彼らだって忙しいから運がよくなきゃ会えないです。
今日は夕方入れ違いで2人、顔を出してくれました。
2本のトップ甲付け。

ガットはブリッジ裏の通称プロペラを小さくするなどマイナーチェンジです。
そもそもトップ材がシトカスプルースです。
マホにシトカなんてクラシックギターとしてはあまり好まれない組み合わせでしょうが
僕の好みの音には近づきやすそうな気がしています。
箱になった打音で期待が膨らみます。
間違ってないはず。

昨日は朝から地域のお祭り準備
このところ強い日差しに当たり慣れていなかったというのを感じました。
こんなに小さなお祭りでも花火が上がりました。
ホントすごいと思う。
ちょっと露光時間短かったかなぁ
むづかしいです。

祭りの後にウチで飲むことになって、まぁそれはいいんですが
ウチで飲もうが途中で逃亡して寝てしまうような技を身につける必要がありそうです。
結局日が昇って、二日酔いの寝不足です。
これじゃ体がもたん
今日はなんとかバック板の甲付けまでやりました。

痒いところに手が届く


日差しが戻ってきました。
でも雲は既に秋の気配。
湿度がみるみる下がってお昼には48%をマーク
2階も38%と絶好。
お昼ご飯を作るのも食べるのも時間が惜しいので
朝方のジャムトースト2枚と頂き物のモモ2つでぶっ通しの14時間労働です。
タイミングを待っていたトップコートの吹きつけをしつつ
2本分のトップ・バックの力木接着をしました。
これで旅行前に箱にしなきゃならなくなりました。

マホ・サイドバックのガット、裏のはぎ止めにもマホガニーを使ってみました。
おそらく受けるであろう質問にあらかじめお答えいたしますと、
音響には何の変化も無いと思います。
ただ色が違うだけ。
マホですからちょっと贅沢な気分じゃないですか?
まぁ、マホの端材が余っているわけです。
サイドの割れ止めを貼っている途中で22時になり、さすがに電池切れでお仕事終了です。
作業中、おしりを蚊に刺されました。
私の夏の作業ズボン、破れてしまったジーンズですが、
おしりにも穴が開いています。
直接痒いところがかけるんです。
みなさんもちゃんとお尻に穴の開いたズボンをはいていますか?
痒いところに手が届きますよ。

かんぺきって


友人カップルを近所の鎌倉温泉に連れて行ったら想像以上の大絶賛でした。
2人ともに 「かんぺき」 って。
小説を書くようなタイプの人にはたまらない風情なんでしょうね。
山に囲まれた一軒宿はケータイの電波もあやしくて、
深緑の中の赤い屋根が一枚の絵画です。
宿泊客によれば週一回一年間でアトピーが完治したとか。
お約束のように帰り際には仙台歓楽街の牛タン専門店へ行き、
ご馳走になってしまいました。
ひとり蔵王へ戻る車中、昨日聞いた恐い話が、本当に恐くなりました。
でもウソっぽいとも思いました。否、思うことにしました。
明日はどれだけぶりか思い出せないくらいの雲マークの無い晴れの予報
物見遊山の見学者はお断りしたい勢いで仕事に従事したい所存です。

ペルセウス座流星群

深夜、友人たちと蔵王に登りました。
山頂まで行くと雲の中で全く何も見えなかったので、
スキー場のあたりまで降りて、夜空の観察。
星座早見盤を借りてきたのに全く分からずじまい
雲の切れ間からいくつも流れ星が見えましたよ。
P「これを機会にまた山に登りたい。」
K「こんなに流れ星を見たのは初めて。」
N「下山してからのカップラーメンがおいしかった。」

浸水


家の中に水溜り?!
この場所は昔お風呂を薪で焚いていた頃のなごり
風呂場の排水にも問題ないし、
扉から浸水した跡もないし、
水道管が破裂しているような音も無ければ、
ここの水が今なお増えている様子も、減っていく様子も無い。
ということは
かつての風呂焚きの煙突から流れ込んできた、と思われる。
昨日の雨のひどさが伺える。
あぁ、この水を出すのはかなり骨が折れそうだ。
豪雨に地震に、すごいなぁ・・・
地球があったかくなってきたからだとすると
中生代の環境はもっと激しかったんだろう

量産

朝から強烈な雨で作業場のラジオの声もろくに聞き取れない。
外でスピーカーの声が聞こえて、選挙カーかもしれないけど、避難勧告かもしれない
まるで聞き取れない。
もう2ヶ月も湿度の下がらない日が続いていて、
今月は友人が来て、祭りがあり、研修があり、家族旅行がある。
8月中に今製作しているギターを箱にするのをほぼあきらめた。
通常では考えられないほどの大音量でインストのCDをとっかえひっかえかけながら
雨でも問題なくできる作業
ロッドカバーの量産を始めた。
量産と言っても、一つずつ切り出して、一つずつペーパーで形を整える。
内職のような湿った仕事だけど、後が楽になる。
こういうモノがあるから、ローズの端材は捨てられない。