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東京生まれ千葉育ち、蔵王町在住のギター製作家。 ベルボトムジーンズが標準スタイル。

寒波

昨日と今日とで、ビビり修理のサドル交換とすり合わせを一つ、それからジョイント合わせ一つ。作業場の温度が室内だけど1℃、これって座ってじっと何かする温度じゃないよね。まぁ隣にストーブあるから体感ではそこまでじゃないんだけれど、それにしたって。ボンドの推奨温度も当然下回っているので気をつかう。ちなみに外はー4℃。今夜(明日未明)はー9℃まで下がるらしい。井戸の蛇口は凍結決定だわ。

ロングサドルにピエゾ

昨日は棚卸からスタート。マジメか。
ピックアップはナローとワイドと2つ注文していたのだけれどナローだけ届いた。ワイドは海外から取り寄せだから遅くなるだって。先に表示しといてくれよ。個人的に海外から買った方が速かっただろーな。モデルチェンジしたようでプリアンプ部分が平たくなって締めこみやすくなったように感じる。でもいまだにダブルナットにはしてくれていない。
そんなわけで今日はこちらのギターへの取り付けから。ロングサドルってのが厄介ね。接着されているし。

接着されたサドルを取り除く。中央を切ってペンチでつまめばパチンと外れるのだけれど切るのがなかなか根気の作業。

ロングサドルにピエゾ仕込む場合、しばしばサドルを掘り込んでいるギターを見るのだけれど、ロングサドルって溝が浅いから、サドルがほそ~くなっちゃって折れたりゆがんだり、弦高調整しづらいし、サドル交換もしんどいし、どっかに調整頼んだ時に毎回良い精度で仕上がってくる可能性下がるし、自分のところにそういう調整来ても嫌だし、良いことないと思うのよね、ブリッジがとても薄い場合以外は。そういうわけでブリッジ側を掘り込んでピエゾを落とし込むのだ。
あ~神経使った・・・。

食ったら寝ればいい

新年ですね。うし年ですね。どうぞよろしく。
明日から保育所も始まるので生活リズムを戻さなければ。
三が日は結局どこにも行かず私は自宅のトイレ掃除を仰せつかってゴム手袋して遅い大掃除をしていたくらい。正月のぐうたらはしてもしてもし足りない。

大晦日スキー

朝5cmほどの積雪、大荒れどころか晴れてきたのでちょっと試しにスキー場へ行ってみた。上の子が初めて板を借りると。午前のスキー教室には間に合わない。お母ちゃんが教えてみると言うので、私は下の子とソリ遊びのつもりだった。

しかし、雪にもソリにも興味を示さず、手袋を嫌がり、おにぎり食べてホットスナック食べてお菓子食べて出すもの出して寝た。

おねーちゃん滑ってるところ見られなかったし撮れなかったなぁ。キッズパークのチケット買ったのに無駄になっちゃったなぁ。私は自分のブーツも板も運んだだけ。ま、想定内。
こうしてバタバタと疲れ切って今年は暮れてゆきます。来年もお付き合いよろしくです。

内側九割

指板の完成。今年の仕事はここまでかなぁ?

というわけで毎年恒例のすすはらい。半日~一日程度じゃとてもとても大掃除だなんて呼べないレベル。蛍光灯を軽く拭いてちょっと隅の方まで掃除機かけて窓掃除。窓の汚れの9割、いや、9割7分は内側の汚れ。窓がちょっときれいになると部屋がはっきり明るくなる。それからクランプに油をさして仕事納めとする。

14”

指板にアールをつける作業。紙やすりを貼ったパッドでひたすらゴシゴシやる。1枚出来上がるころには真冬でも汗ばむ。機械化できるなら真っ先に機械化したいところだ。昔いたメーカーでは巨大なベルトサンダーを使っていたけれど、あれも結構な技術がいるしマシンがでかすぎて個人が導入なんて考えられない。せいぜい指板をもう少し効率よく固定する治具くらいかなぁなんて思ってみたりしてもその機構のアイデアもなく、このまま今のスタイルで汗かくしかないと思われる・・・。

2020クリスマス

イブの夜は町支給の商品券と町発行のプレミアム商品券を最大限に使って立派なオードブルを用意し、ケンタッキーとシャンメリーまで並べた。鍵っ子だった幼少期、クリスマスに集合住宅のエントランスでひとりコマ回して遊んでいる所に母がケンタッキー持って帰ってきたのがとても嬉しかったことを覚えている。クリスマスだからとか今となっては何とも思わないというか、めざしと味噌汁だってかまわないんだけれど、子供の頃は重要だったように思う。ケーキもおねーちゃんセレクトだよ。

サンタさんも来てくれたようでツリーの下にプレゼントがあった。子供らも喜んでいた。下の子は「カエルさん!」を連呼。カエルさん?あ、いたのか。

さて、昨日も今日も基本的に通常運転の工房ではジョイントの荒加工と指板づくり。今日はフレット溝を切って幅を切りそろえたところまで。

ペタンコ

すり合わせをしたら最終フレットが丸みをつけられないくらいにペタンコになった。新しいフレットなのに。指板をならしたのもネックを外す前だし、ジョイントしたままだとフレット打てないし、指板の下には所により1mmもの接着剤がかんでいて指板を剥がすとそれがランダムにデコデコして平らにしたつもりでもこれだけのゆがみがあったということなんだろうけれど、これでも俺の精一杯だわ。精度なんて出るわけない。ネックの状態も弦高も良くなったので手打ちにしてもらいたい。

ナット作って調整して。頑張ったのに最終フレットのせいで満足感の得られない結果ながらこれで完了とさせてもらう。

今日、近所の田んぼに白鳥がいた。中継地だろうか。毎年数羽居残ったりするんだよなぁ。水はないけど彼らにとってこんな場所でいいんかな?

打てる!

おお!打てる!打てるぞ!
ネックを外すしかなかったんだ。最初からこうしなきゃいけなかったのだ。作業が前進してホッとした。

どうにかすべてのフレットを固定してネックも元に戻す。ヒールはボルト留め、指板はエポキシでの充填接着。
ギターづくりって薄板を組み合わせて作るから、『はぎ』なんて接着面積すごく少ないし、接着技術で成り立っていると思っていたのよね。接着面をちゃんと作るというか。でもこのギター見るとその限りじゃないんだなってわかるんだねぇ。

辛い仕事

昨日、力木はがれ修理、これで終わりかなと思ったらまた違うところのはがれが見つかる。はっきりはがれている所が直ることで小さな問題が見えやすくなるのか、接着によって木が動いてはがれそうではがれていなかったところがはがれるのか・・・とにかく当初の見積りよりも手数がかかることがしばしばある。
それから、昨日の来客でその日のうちに持って帰りたいというギター、どうにもナット交換が必要なので大至急で一つナット交換。ミスしてやりなおすと時間的にキツイというプレッシャーがあるので作っている間、工房を離れてくれたのは良かったみたい。

さて今日はこちらのフレット交換。猟奇的なまでに勤勉にみっちりと接着剤が充填されていて、フレット溝は広いのに浅すぎる。

結構掘ったつもりでフレット1本打ってみたけれど入って行かないくせにすぐ浮いてしまう。指板の裏は力木も脆弱で湾曲、ロッドもむき出し、打つ力も伝わらない。全く修理の事なんて考えられていないことにイライラする。結局接着剤でくっつけることになるんだろうか。しかもコンコンと叩くと指板の貝がポロポロ落ちるし指板もはがれてきた。こりゃ無理だとボルトをはずしてネックを取った。打ち始めて90分かかってフレットはまだ1本も打てていない。ほとんど木工じゃないしなぁ。このメーカーのフレット交換は受けちゃいけないんかな。