キャベツ太郎

キャベツが見たことない程の高騰を見せているこの頃、私は子どもの頃から大好きなキャベツ太郎を。ところでこの文章、おどげでねく違和感がある。その理由を考えてみた。


『わたし「キャベツ太郎」は・・・スナック菓子です。』の一文について、主語と述語は問題ない。ではなぜおかしいのか。わかったわ。文法的な言葉は分からないけど。「調味料を混ぜ、」がいけない。「混ぜ、」の後ろには「どうした」という動詞が欲しい。「調味料を混ぜスナック菓子です」とはならない。せめて「調味料を混ぜ、云々かんぬん、スナック菓子に仕上げました」くらいにしてほしいが、そうすると主語との関係がちょっと変になる。「調味料を混ぜた、スナック菓子です」としてほしい。一文字。

それから唐突に通信簿が出てくるのもぞわっとする。『通信簿に関係なくおいしいヨ』と言われたとたん、通信簿に関係する可能性に驚く。ほかのスナック菓子は通信簿に関係するのだろうか、スナック菓子ばかり食べていると成績が悪くなるのだろうか、だとすれば暗に他の菓子をディスっているということか?

あるいは、いかなる成績であろうとおいしいよ、と捉えるのだろうか。それはまるでこれを食べる私の成績が悪いという前提のようである。ただ軽いノリの文章から、見下しているというより『わたしキャベツ太郎』も成績が良くなく同じ仲間として勉強しようと言われているように感じる。
いずれにしろこの短い文章にずいぶん翻弄された。私が子供のころからこんなこと書かれていたんだろうか。40年変わらぬこの菓子が大好きだ。

作業はフレット交換中。

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