リペアあれこれ

表割れは見た目気にしないからタッチアップいらないというのだけれど、おそらく費用を抑えたいだけで是が非でも塗ってくれるなという事ではないだろうし、埋め木してそのままだとあまりにあんまりな気がしたので、簡易的にラッカーを塗った。研磨もそれなり。でも塗らないよりずっといい。丁寧にやったからと言ってそれほどの精度が出るものではないのだけれど。

ウクレレリフィニッシュは加水分解したウレタン塗料がもともと薄くかつ最下層までなんだかねっとりして劣化を感じたのでほぼ全部はがした。目止め塗ってラッカーで塗りなおす。ブリッジの側面とか一部はオリジナル塗料が残っているけれど、マダラに残すとムラになるから。

こちらは50年代というサザンジャンボ。綺麗にしてって言うから一生懸命手で磨いている。ゴシゴシすると最初は消しゴムのカスみたいな汚れが出る。根気と体力の仕事、自分のギターにはなかなかやらないよなぁ。ビフォーアフターが面白い。側面はなお大変なので続きは後日。

さらにこのJ45も50年代らしい。裏力木はがれ、広範囲にはがれているから締め込みの手順確認で仮押さえしていたらポロリと取れてしまった。しかしおかげでセンターの割れ止めもはがれていることに気が付いた。明日はこの続きからやろうかな。

どう掘ろうか

午前は子守り、芋掘りでお姉ちゃんは喜んでくれるが妹はすぐ飽きてしまうので難しい。

午後は仕事、今日来たギター、ケースがないのでこのバラバラ状態で置いておくと角とかつぶしちゃいかねないからひとまずの接着。これ難しいね。治具作らないといけないね。この穴だらけにどう穴掘って補強する?やばい、いろいろ手を広げすぎだ。一個ずつ片づけていかないとあたしのCPUとメモリが追い付かなくなる。

ウクレレのステンレスフレット

途中からなのに一日かかった・・・。サイド処理してすり合わせして整形して磨いて。でも今回やらせてもらったことでステンレスフレットも全く無理ではないことが分かった。大きな鉄工ヤスリならステン削れるものもすぐ見つかるだろう。使い勝手のいい目立てで強いのとか、案外食い切りがネックなのかな。バインディングがある場合の足切りもステン対応がないときつい。とにかく道具だ。いい道具が見つかれば難しいことなんてない。時間と手間がかかるならそれだけ上乗せするだけのこと。不可能ではない。まぁ今のところあんまり気乗りしないけれどね。

で、このあとはリフィニッシュ。結構はげている。どうやら表面はウレタンの加水分解だ。もしかすると木地出さないといけないのかな。ヘッドトップは貼り貝ついているので触らないのだけれど、ペグのワッシャーがひっついてはがれないのであきらめてそのまま。ペグもくっついていたんだけれど、これは何が何でも外す必要があったので頑張った。ノミが1mm短くなった。