うるし塗ったんだって

表割れ修理。十中八九原因は過乾燥。これだけ乾燥した時期だし試してみたい方法で。ボンド入れて押さえて、ボディ内部に濡れタオル入れて袋かける。湿気で割れたところが閉じたら御の字。届かなければ諦めて埋め木しようかな。

ウクレレのブリッジをオーナー自ら改造してロングサドル仕様にしたらしいんだけれど、深さが合わなかったとか。サドル溝の底を平らにしてほしいという依頼。まずは溝に残ったパテを除去して掃除して。

エボニーで埋め木。転がっていたバインディングの端材で押さえて接着。この後、溝を掘りなおせばいいんでしょってそれが難しいんだよな。ちなみにこのウクレレの塗装、オーナーさんが漆に塗り替えたんだって。超絶美しい。漆って湿度で硬化するから楽器に不向きだと思っていたんだけれど、できるんだなぁ。塗装としてはラッカーより硬いと思うからベストとは言えないだろうけれど、漆が可能なら蒔絵とかも。ヘッドに蒔絵なんてかっこいいだろうなぁ・・・。海外で売れそう。堆朱は・・・籃胎は・・・?

材を大事に

土間の氷筍は17cmまでで折れた。さて今日はヘッドプレート。今回は両方ともセンターはぎ。貴重な材料を有効活用する。ややケチくさい手法かもしれないけれど、それでも意匠としてあえてだと言っても差し支えないようなものになっているはず。

ケチくさすぎるわけじゃないけどなんか臭いと思ったら何かが溶けていた。心当たりがない。原形がない。ビニールとかかなぁ・・・?いったい何を失ったのかとても気になる。