新元号発表

昔は元号なんてわずらわしいばかりで無くていいじゃないかと思っていたのだけれど、近年は何かとカテゴライズが好きな日本人においてこの時代はこうだったと時間を切り取る好都合なシステムだし、こうして発表を待つのはなかなか楽しいじゃないかと、今上天皇の聡明で穏やかでバランス感覚に優れた人柄への好感も相まって好意的になっていた。今日の発表をテレビの前で待った。「令和」、第一印象は安倍内閣らしいというか、そのものというか。令の字はご令嬢などと使うように敬意を表す字、元号においての和の字は昭和を連想させる。もし、元号に時の内閣が政治的な意味を含ませるのだとしたらやっぱり元号なんてない方がいい。うんざりだ。反吐が出る。その時代の象徴となる天皇にとってみれば迷惑な話だろうし。出典がどうだろうが字の持つ印象というものは存在する。尤も、どんな意味で元号を決めたとしてもその通りの時代になるわけではなく、これからの人間が作っていけばいいのだから関係ないのだけれど。

さ、お仕事。ブロックによって一つになった側板、カンナで高さをならしてライニングの接着を。