ヴェネチアン実験結果

改良したベンディングマシンでヴェネチアン実験。ひとまず曲がった。85点ってところかな。曲げる時かなり時間との勝負で難しいなと感じた。でもこの状態で楽器にしたらあまりにフツー。ネックヒールとカッタウェイに段ができるし何も嬉しくない。ヒールを幅広にすれば段はなくなるけど。これでようやく実験の出発点。

カーブが二つあるので表側と裏側とでアールを変えれば平らなままでtupliの従来のカッタウェイのようにねじれるはず。というわけでここから手曲げ。

一応形にはなったねー。立体としてはそんなに難しくなく可能だということ。でもさらにきついアールにするのはなかなかギリギリ。やっぱりちょっとささくれちゃった。固めて研磨すれば何とか使えるレベルに収まったけど。材によっても違いそう。毎回うまくいくとは限らないかも。ちなみにこの材は幅もやや足りなくて相方がいないので実験のみ。ギターにするならブロック接着時用に型も作らなくちゃ。

アンテナ交換

この前妻の車を自宅に駐車した際、出しやすいようにとバックで入ったらアンテナを柿の木にひっかけてポックリ折ってしまった。アンテナくらい自分で換えられるだろうとネットで安いのを購入。ただ、純正品もOEMのも見つからなかったので、スズキの。アンテナなんてどれも同じでしょ。

ボディにくっつくカバーだけ現状のを活かしてあとはまるっと交換すればいいと思っていた。でも一体成型なのね。ディーラーで純正品取り寄せなきゃ無理じゃね?明確な方針も決まらないままとりあえずどうなっているのかパネルを外してみる。

引き抜いてみてよくよく観察。あー、中の如意棒だけ交換できりゃいいわけね。要は先っぽの黒いつまみさえ外せれば何とかなりそう。

新しいアンテナをアイロンで加熱してプラスチックが柔らかくなったところで叩きまくって力ずくで外せたんだけど、気付いたら先っぽが中まで入ってしまってつまめなくなった。もう伸ばせない。終わった。

やっぱり明日ディーラー行きかなと、アンテナをブンッと振ったら、出た。ホース外して差し込めば交換完了。はがしたスポンジはウェーバリーの箱についていたスポンジに換えておいたよ。ラジオ復活。アンテナは以前より5cmほど短くなった。

ヴェネツィアン実験中

ネックヒールの所に段ができるのが好きじゃない。非常に折れやすい。うちのはくびれより上部で細身だからカーブがきつくなってなおさら難しい。そんな理由で避けてきたヴェネツィアンカッタウェイ。時間があるもんでね、実験を始めている。ちょっと試してみたいことがある。ベンディングマシンを改造したのがこちら。

でも失敗。イモネジが抜けるし木ねじが曲がる。じたばたしながら曲げた材は案の定ひび割れた。しわが寄るのは仕方ないんだけど。こーなるのは分かってんだよ。

今日は朝からムサシまで出かけて材料調達。さらに手を加えてみた。まとまった時間が取れたらまた続きをやろう。

引き当ててる?

海外からの買い物では間違ったものだとか不良品が届くなんてことはこれまでも何度もあって、ギター修理用のジャッキも記憶に新しいんだけど、ついこの前も娘の成長記録に作ったフォトブックで印刷の不具合のページがいくつかあって、連絡したら作り直して交換してくれたなんてことがあった。もう4度目の利用だし、調べても評判のいい印刷屋さんでかなりレアケースなんじゃないかと思う。

先日届いたCD、中古で激安、送料込みでもワンコインでお釣りが来るくらいだけど、18曲目で必ず音飛びする。状態は良となってはいたけど、まぁあんまり安いからとほっとこうかと思っていた。星で評価してくれってメールが来たことで、知らせずに星一つ付けるのもどうかと思って販売店に「音飛びするよ。安いからいーけど」って旨のメールを送ったら、別のを送ってくれるってさ。手元のは処分してって。みんなもこういうのよくあるのかなぁ?それとも引き当てているのかなぁ?ただ、いずれも対応がすばらしくてありがたい。

写真は全く関係ないんだけど、ジョジョ立ち。

 

七五三

鼻風邪をひいたようだ。そんな折、保育所の祖父母参観日にあわせて両親が来てくれた。いい機会なので七五三のお詣りに神社へ行ってきた。竹駒さん、大きいのね。控室の臭いが嫌だったとか太鼓の音が大きくて怖かったとか不満を漏らしながらも、じじばばと一緒で嬉しい様子。臭いは今判らんのよ。

俺の風邪はおふくろにうつしてしまったようだ。でもまだ回復せず。学習室と研修と、気の抜けない日が続く。

極薄ギター

非常にアメリカンなルックスの極薄ギター。「弾けるようにしておいて」ということなんだけど、弦が張っていなかったのでイマイチよくわからない。サドル交換は必要なので後は弦を張ってみてやりながらってことで。

逆反り傾向はロッド緩めて弦張って、ある程度までは改善するけれど1フレットの部分で反っているのはどうにもならない。1フレットだけだから背の高いフレットに交換しちゃう。はがれかけていたピックガードも貼り直し。

すり合わせしてナット換えたらまずまずいいんじゃないかなぁ。弦高はもう下がらないし。

春だかにデザインを学ぶ学生さんの取材を受けたんだけど、出来上がった作品をわざわざ届けに来てくれた。働く人のポートレートを撮るとかっていう授業の課題だったらしいんだけど。これがカッコよく出来上がってるのよね。カメラは同じくらいだったんだけど、やっぱりセンスなのかな。俺は写真がへたくそだなとちょっと妬けた。

ふるきよかふぇ@湖畔公園2018

みちのく湖畔公園で開催された「ふるきよかふぇvol.2」に初参加。仙南チームは釜房ダムの底にあった古民家を移築した釜房の家。他の古民家が少し離れていたのでその様子は見ていないのだがちょっと雰囲気にそぐわない2つのタープがギター屋さん。今年3度目のイベント出店で3回連続雨のスタートとなった。俺か。すまない・・・。

開場とともに雨はおおむね上がったんだけど、昼過ぎがとても寒かった。家の中はかまどや囲炉裏で暖かだった。今日のコーヒーは格別だったよ。ホットブルーベリードリンクも。

スワッグっていうんだって、ドライフラワーの壁飾り。ハーブが入っていい香りがしたりするの。日本家屋にも良く似合う。

男の子がうちのペーパーウェイトを見て「これ欲しい!」って叫んでいたけどお父さんが「これ、絶対高いから。ほら。ダメダメ」って。まぁ子供向けじゃないっす。ミニギターづくりも興味を持ってくれた人はけっこういたし、子供の「これやりたい!」って声もいくつか聞こえたけれど大概がスルー。最後に3歳の男の子とお母さんで新幹線の絵をいっぱい描いたミニギターを作って喜んでくれてちょっとホッとした。

今年のイベント出店はこれで終了。たぶんね。ミニギターのトータル準備費用を回収しきれないというお粗末な結果となったが出会いもあってそれぞれに楽しめた。来年は的を絞った方がいいのかなぁ?今日の反応は前のイベントよりずっと良かったんだけど。

意地悪なもので撤収の時間になってまた降り出した。結局タープはずぶぬれなので早く干さないと。帰り際、撮り忘れていた最高に見ごろのコキアを納めて、やっぱり天気をうらむのだった。

サッカーことばにぷぷぷ

こちらもナット交換。先日調整したバンジョー。ナッシュビルチューニングでかつ6弦は1弦のミディアムという構成に合わせて、6弦をぎりぎり外側に設定。

以前から気になっていた本、買っちゃった。日本ではゴール前で大きく打ち上げたシュートを宇宙開発なんて言って揶揄するけれど、そんな世界中の隠語を集めたサッカー好きのための小ネタ集。過去に取材の記者さんとしてうちに来てくれた金井さんの柔らかく少しとぼけたかわいいイラストが世界を身近に感じさせてくれる。サッカー好きのバイブルとまでは言わないが、みんなでわいわいサッカー観戦するときに脇にあるとクスクスぷぷぷと楽しそうだ。今度からトンネルは「ナツメグ決めたよ!」って言おう。

栗ご飯記念日

このリゾネイターは6弦の所に1弦を張るのだそうだ。弦が細いといっそう親指が届かない。ナット交換して端っこに移動する。

ご近所さんから丸々太った栗をいただいた。後回しにすると虫が出てくるので頑張って晩御飯に。いつだったかとても綺麗な栗を拾って飾っていたら小さな虫がちょろちょろ出てきたことがあった。穴なんて開いていなかったのに。それ以来、全ての栗には虫がつきものと認識した。だから栗を調理するなら全て皮をむいてから。今夜は栗ご飯。初めて栗ご飯を食した娘は3膳も食べたよ。この味がいいねと言ったから。

アノマロカリスのペーパーウェイト

ヤマハのFGを持ってきてバッグスのブリッジプレートに貼るP.U.が取り付けられるかどうかと聞かれ、簡単に「できますよ」と答えたのだが、そのお客さんが帰った後にちょっと不安になって、過去に取り付けた際に残っていた両面テープで確認してみたところ、Xブレーシングにぶつかって取り付けられなそうなことが判明した。あわてて電話した。取り寄せ前に気付いてよかった。ドレッドノートでこんなことあるのか。お客さん、ちょっと詳しそうだったから気になって調べたんだけど、つけられるかどうか気にしていた理由が分かった。いやはや危ない危ない。その場で確認しなきゃダメだと反省した。

さて、例のアノマロカリスをペーパーウェイトとして仕上げた。アンモナイトと同列くらいにかわいい。インレイ前のペーパーウェイトを作る工程が体系化してきたというかちょっと時短ができたので過去の物も含めて全体に少々安くしてイベントに持って行こう。それでも高いって言われるのは目に見えているけれど。

線を入れる前の状態がこれ。二手間ぐらい多いのよね。