Hさんへ

先日、うちで修理してくれたことがあるという方から、Hさんの急逝の報を聞き、今日ようやくお線香をあげに行くことができた。車で5分程度のご近所でエレキ弾きだけど、工房立ち上げ当初からしばしば遊びに来てくれていた。彼の家と工房との間にコンビニなど無いんだけれど、来るときはいつもお茶や缶コーヒーを5本も6本も買ってきてくれる気遣いの人だった。いつもやわらかな笑みをたたえて穏やかに話す紳士だった。心臓に持病があることは聞いていたが元気そうだったし、今度はジャズもやるんだと言っていたのも最近の事だ。本当に前触れもなく突然だったらしい。定年してまだそんなに経っていなかったはず。それほど深い付き合いではなかったのだがとてもさみしい。挨拶に行けて良かった。このところ、命ってなんてあっけないんだと感じる知らせが立て続けである。

杉の間柱材を加工して引き出しができた。うちのおもちゃのようなバンドソーは材を挽き割りするのが本当に苦手でかろうじて製材できたと言ったところだが、完成品には満足だ。底板は結構余っているOSB材。(このOSB、もっと分厚ければ棚板とかにも使えるだろうに・・・。)あとは面取りして前板と取っ手をつけたら出来上がりだ。