日常へ

29日に帰国、実家で一泊して昨日の夜に蔵王へ戻った。

戻ってみるといろんなものが届いていて、その中に役場から謎の書類。

税金の見直しのために被災した自宅の修繕状況を知らせよという物なのだが、自宅を4分割していて、どれがどこを指しているのか皆目見当がつかない。役場へ行ってそのネタを見せてもらった。明治43年に登録された34平米、昭和22年に登録された6平米、驚いたことに、そんなものとっくにない。6平米は別棟の風呂だった。以前住んでいた人のずさんさが分かる。滅失届を提出、これで固定資産税が数百円安くなるって(笑)。玄関は綺麗に直したけれど、基礎が沈んで床がゆがんでいるのは直していないと言ったら、住居の方は資産価値が下がったまんまだってさ。作業場は結構直したから税金も元に戻るのかな。

借りていたキャリーバッグを返しに行ったり、払うべきものを払いに行ったり、すっからかんにしていた冷蔵庫にちょっと補充したり、たまった洗濯したり。大量のRAWデータの写真を眺めて、使いそうなのをちまちまJPGに変換しているけど、まだ1/3ぐらいかな。

部屋はまだごった返し。結婚式で予期せぬところから頂いてしまったお祝いへの何かしらとか、今回のお土産とか、色々あるけど、明日からギターの仕事もしないといけないし、バイトも再開するんだな。

 

新婚旅行前編

私財なげうって行ってきたぜ新婚旅行。結論から言えばその価値は充分あった。

最初に予約したツアーは催行人数に満たずキャンセルし、取り直したツアーはエールフランスのストライキで急遽ブリティッシュエアウェイズに変更になり、ヒースロー経由。ロンドンで聞いた英語がまるで聞き取れなかったことに多大なショックを受けた。EXITの発音はイグジットじゃなくてエクセットに近い。

ヒースローで乗り換えて、まずはバルセロナ。そっか、メッシでもイニエスタでもシャビでもないのか、街の広告はネイマールだらけ。到着は夜、気軽に入れそうなバルが見つからず、近所の売店でビールとバルサチップスを買い部屋飲み。そして、翌日のグエル公園入場券を携帯からネットで購入。入場制限があって、時間指定チケットとやらで、事前購入してないと入れないんだって。買うとメールでQRコードが送られてくる仕組み。

翌朝から観光、小雨。雨でも暑くて喉が渇く。町を歩いていると突然ドーンと現れるサグラダファミリア、圧巻。でも思ったより出来てない。中央の一番でかい塔もまだなく、本当にあと12年で完成するのだろうか。

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近くで見るとなお凄い。どこを切り取っても精巧な彫刻があって、なるほどこりゃ時間かかる。日本人の建築家はこの楽器の所と三角屋根のてっぺんのフルーツと、あとどこを作ってるって言ったけなぁ。

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中に入るともっと凄い。巨大な白い石の林と鮮やかなステンドグラス。厳かでありながら不思議と落ち着く。宗教とか関係なしに、すっかりガウディに魅せられた。

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教会内には建築のための模型工房も備わっていて、この日も作業が行われていた。

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バルサショップでちょっと買い物して、パエリアの昼食、デザートのクリームブリュレがゲロ甘。ピカソ美術館を駆け足で見て回った後、翌日午後のフライト予定だったエールフランスもストで欠航が決まり、予定が早まったのでツアーは自由時間をすっ飛ばしてモンセラットへ行くというので、この日の午後だけツアーから離れて我々は自由行動でグエル公園を目指すことにした。

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ピカソ美術館から歩いて、まずは町中にあるバトリョ邸へ。この時かなり危険なにおいのする裏道も歩いたけど、google先生が道案内してくれた。骨型の柱とカラフルでメルヘンな屋根。かわいい。こうして見ていると、なぜほかの建物はかくも四角いのかと思ってしまう。サイズ変更DSC_1742_062

 

 

タクシーで高台のグエル公園へ。お菓子のような家、ぐにゃぐにゃのベンチは案外座りやすい。マスコットのトカゲとの記念撮影はアジア人が邪魔くさい。

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夜にツアーと再び合流。スペインなのにスペイン村ってのがあって、そこでタパスをつまみながら本場のフラメンコ。わけわかんないのをサラッと弾く。

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車窓からライトアップされたサグラダファミリアを拝んで、充実の一日を終えた。

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