

指板の製作。
PCで作ったフレット割の図面に合わせて
手引きノコで作っています。
あなどるなかれ。精度は十分高いですよ。

インレイ(象嵌細工)は本物の貝殻を使用し、
手引きの糸鋸で切り出します。

貝は角度によって光り方を変えるので、
しばらく眺めても飽きません。

クラシックギターの場合、構造上の理由から
こんな加工をすることも。
レイズド・フィンガーボード仕様。

指板を貼った後、ヘッドプレートを貼ります。
ヘッドの形を作る前にヘッドプレートを貼った方が加工が楽なのですが、
このタイミングにすることで指板接着面を出す際の誤差が吸収できるんです。

ヘッドを完成させます。インレイが入る場合はココで入れます。

グリップを削ります。ノギスで厚さを測りながら、
でも、ガイドのような物は作っていません。必要ないから。
手の感覚って大事にしたいですよね。

木工の最終工程。丁寧に生地研磨を行って、いよいよ塗装の準備です。

「とのこ」による目止めを行います。
一度で詰まりきらない事がほとんどです。
この目止めが良くできると後の塗装が楽になります。

長い長い塗装です。
16〜20回ぐらい塗り重ねます。
吹き付けては、何日も乾燥させて、研磨して・・・
を繰り返します。

フレットを打ちます。

すり合わせ。その後、一本一本形を整えて、400番から1000番まで磨きます。

ブリッジを作ります。
オイルフィニッシュはつや消しのシックな塗装です。

クラシックのブリッジはマルノコを持っていない私にとって
とても厄介な仕事です。トリマーを駆使しています。

ブリッジの接着面の塗装をはがします。
毎回刃物を研いでから臨みます。
木と木がしっかり密着するために、トップ板も薄皮一枚削ります。

ブリッジの接着。怖がらずにボンドは少なめです。
そうでないと十分な強度が得られなくなる可能性があるからです。

目立たない作業って沢山あるんですよ。

チューニングマシンの取り付け。

ナットとサドルの幅を合わせます。この段階ではまだ高さはおおよそ。
ネック側のナット溝を綺麗にしておく事がとても大切です。

まだ平らなナットの上に弦を張ります。実際チューニングをしたテンションでナット溝の深さを決めないと
正確な仕事はできません。
弦の位置を決めてナットに溝を切ります。弦と弦の間隔が等しくなるように切ります。
機械的に弦の中心で等分してしまうと6弦側ほど狭く感じてしまいます。
ナットの完成後、サドルの高さを調節すると、ココロでは”完成!”と叫んでいます。
その後、サウンドチェック、ロッドカバー、そしてラベルを貼ってようやく完成です。
おつかれっす。