コラム

ロゴについて



しばしば尋ねられるtupliロゴのフォント。これはどこからかコピーしてきたものではない。中学生の頃、図画のレタリングの成績が良かった私は 事あるごとに掲示板やポスターや垂れ幕などの製作にかり出されており、数をこなすうちに考案した。 純粋なレタリングが大変であったり、何かデザインを求められたときなど、困った時にはこの書体を多用したのである。 筆の動きを意識し、なるべく平行な線がないようにデザインする。初めは漢字だった。我が家の表札もこの書体で作られている。 工房のロゴマークを考える際にも、悩んだあげくこのフォントに逃げ込んだのだ。
近年ではギターのヘッドに金属の線材を使った通称「そうめんロゴ」を入れることもあるが、 今後もtupliの顔として、このデコボコ文字が飾られることになるだろう。


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ゆらい

まずは tupli という名前の由来から。

アイヌ文様が昔から好きで、アイヌ文化への興味から言葉を調べていた時に
[チュプリ] がアイヌ語で「日の出」「夜明け」だということを知り、
「暁」との関連もありこの言葉が気に入った私は、アイヌ文化への敬意を込めてブランド名にしたいと考えた。
その際、語感と見た目から tupli と書いて [テュプリ] と変換することにした。
”tune up life”の省略ではなく、完全に後付け。・・・あしからず。

しかし、近年調べ直してみたところ [チュプリ] は「日が高い」と書かれており、ちょっとニュアンスが変わったなと感じている。





こだわる

@ギターは絵筆であると考えます。
ギターが道具である以上、使い易さが必要不可欠です。
例えば、ネックはギターの中で最も多く触られる部位ですから、製作家としては 丁寧な作業をし、自信を持って提供しています。しかし、ネックが主役になる事はありません。 音楽と演奏者が主役として輝くための、最大のサポートをしたいのです。

A同時に、ギターはおもちゃであると考えます。
ヒトは赤ん坊の頃から音の出る物に興味を持ちます。それはおそらく大人になったとしても、 いい音はヒトの脳の深い所を喜ばせてくれると信じています。
今日も明日も、10年後も50年後も、深い所が喜ぶ、そんなギターを作りたいのです。

たくさん弾いてもらい、永く愛してもらうギターとは、上記の@とAをあわせ持つものだと考えています。 鉄弦のギターが生まれてからですら100年以上が経ちました。
それでも今なお、多くの有能な製作家が試行錯誤しています。
答えは無いのかもしれません。
無数にあるのかもしれません。
探し続けようと思います。






製作家プロフィール

nambu

南部 暁生 (なんぶ あきお)
1977.06.08  東京都足立区出生の千葉県育ち
'96千葉県立東葛飾高等学校卒業
同年 東北大学理学部入学
'00同大卒業、同大学大学院入学、翌年中退
'01フェルナンデス・ギターエンジニアスクール入学
'02アストリアス・ギター製造(株)入社
'08退社
'08宮城県蔵王町に工房を構え、現在に至る


基本スタイルはベルボトムジーンズ