胴が箱になったらサイドをしっかり磨いてバインディングの溝を掘る。パーフリングの分は階段状に。トリマーとナイフとノミを用いる。 |
パーフリングの白黒線を組み合わせて接着。サイドのパーフリングは曲がりにくいのでちょっと大変。 |
ウッドバインディングは左右分けて片側ずつ、荷造りひもで締めあげて固定している。こんな荷造りひもにもちょっとしたこだわりがあったりする。
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バインディングを巻き終えたボディ |
バインディングの余分を削り落とす。ボディの完成。 |
指板のフレット溝を切る。PCで作ったフレット割の通りに手鋸で。
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ペーパーで指板にアールを付ける。 |
貝を手挽きの糸鋸で切り出す。 |
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インレイを埋める部分をトリマーを使って掘る。 |
埋め込み、研磨して、バインディングを巻く。 |
ジョイントの蟻溝加工(ダヴテイル)をルーターで荒加工する。
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ノミやペーパーを使いジョイントを合わせる。センター、ネック角を合わせ隙間なく強度を得る。楽器として成り立つか重要な所。 |
ネックヒールを8〜9割の仕上がりで削る。 |
外すことは想定していない。ネック角が狂わぬようしっかり接着。
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接着面を整えて指板を接着。この接着はニカワを使っている。 |
ヘッドプレートを接着。ネックを作る段階で貼っておいてしまった方が手数は少なくて済むのだが、このタイミングにすることでちょっとした誤差が吸収出来る。 |
ヘッドインレイを埋め込む。
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ネックグリップを削る。厚みは測るがグリップのテンプレートは用意していない。左手の感覚を大事にしたい。 |
全体の木地研磨をしたら目止めを行う。砥の粉を使っている。 |
再び研磨をし塗装開始。間に1時間程度の乾燥をはさんで2回の吹き付けで1セット。
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1セットの塗装を終えたら少なくとも3〜4日は触れずに乾かし、研磨。 |
塗装の途中でフレットを打つ。 |
下地塗装と仕上げ塗装と合わせて8〜10セット、計16〜20回吹き付ける。最後の塗装後は2週間は乾かしたい。
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最後は丁寧に水研ぎしてバフをかける。鏡面仕上げが完成。 |
フレットの高さ合わせ(すり合わせ)をし、整形。紙やすりで磨いて光らせる。 |
ここまで来ると最適なブリッジの厚みが分かるので、製作開始。
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形ができたらオイルフィニッシュで仕上げる。 |
ブリッジの接着面は接着場所のアールに合わせる。 |
ブリッジが付くところは塗装をはがす。木と木で接着しないと強度は出ない。
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ブリッジピンに合わせてリーマーで穴を広げる。あまり知られていないが、市販のピンにはテーパーの角度が2種類ある。もちろんそれに合わせたリーマーを使う。 |
弦の通る溝を切る。 |
サドル、ナットを作る。ナットは正確に作るため弦を張りながら行う。弦を張ったり緩めたりを繰り返すのでよく切れてしまう。
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ロッドカバーを取り付け。マイナスネジは小さなこだわり。このロッドカバーもインレイを入れるのになかなか面白いキャンバスでもある。 |
ラベルを貼って弦を新しくしたら |
できあがり。
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