教えて電力不足

東北電力からの冊子がポストに入っていて
夏場の節電に協力してくれと書いてある。
ま、電力会社というのはそういうことを言うのだろう事は分かるけど
過去にリンクをはらせてもらった講演映像なんかを見た人なら
家庭の節電のいかに微々たる効果かは既知のことと思う。
なぜならピーク時間帯の家庭の消費はむしろ元々少ないから。
ちょっとは節電するけどね。
それはそれとして、
その節電を求めるにあたって、現在の発電所状況が載っていて
女川原発が停止していて、青森の原発が点検中、
火力発電所が5つ停止していて
6つの火力発電所だけでやりくり中。
新潟の火力を再稼動し、工場の自家発電から余剰電力を買う予定としている。
それでも150~250万kW不足すると。
ここでハテナ?
東北電力の所有じゃないのはわかるけど。
多々ある水力発電所や
岩手の2~3の地熱発電所と
青森のあれだけ目立つ風力発電所
この電気はどこ行ってるの?
使ってるんじゃないの?
だったらなんで書かないの?
それらを全部使っても本当に足りないの?
足りちゃうと原発再稼動する必要なくなるから?
これらの発電所を載せないことが作為的なんじゃないか、って疑うのは
ちょっとうがった見方をしすぎなのかな・・・。

みくじ

マンモス用にしている おっきいギターケース。
以前はレスポールのケースの様にトップにかぶせるひらひらが付いていたんだけど
前回買った時には無くなっていて、まぁそういうものか、と思っていた。
でも、今回はあった。
あったんだけど、ついてはいなかった。

カナダ人もわりといいかげんだな。
あったら嬉しいような気もするし、かなり邪魔だったりするし。
ひらひら付き、あるけどくっついてなし、そもそもなし
なんて言うか、おみくじの末吉と吉と小吉みたいなもんかなぁ。
どれが良いのか良くわかんないけど、どっちでも似たようなもんだってなことでご容赦いただきたい。
どのケースのケースが付属するのか。
震災クラシックのうち状態の良い方。
過去に一度修理されたようで、はがれている裏力木も
ホールに近い面はくっついている。
選択肢はない、瞬間接着剤を流すしかない。
さっそく。

裏3本全部固定してもまだ変な音がしていたのは
ライニングの一部だと判明。
これも瞬間で固めるのみ。
1本はあっさりと生き返った。

村仕事

朝5時から村の草刈り。
かなりの広範囲、3,5時間みっちり。
ふらふらのお腹ぺこぺこで終了して
シャワー浴びてウドン食って寝る。
これでほとんど一日終了。
山の中とか側溝周りの草刈りは絶対に結構被曝してるんだろうなぁ。
蔵王町は役場前の駐車場(コンクリート上)しか放射線量を公表していない。
民間が農地付近(土の上)で計った値は約2倍。それもデータが少なすぎる。
来週は6時からコミュニティセンターの掃除。
再来週は5時から道路に花植え。
土曜日に夜更かし出来ないのが続く。
なんで花植えなきゃいけないんだろう?

震災ギター第2弾

今日はいろんな人が訪ねてきてくれた。
tupliは忘れられていないなぁ。ありがたい。
植林の帰りだという方がなんと2名。別々の所で。
植林が日常的にあちこちで行われているという錯覚に陥る。
イタヤカエデでも植えてもらえないかなぁ。熊のエサにならないとダメか?
それから釣りの帰りだという方から
たくさんカレイを頂いた。
釣りできる場所があるんだなぁ。
唐揚げに挑戦する。

そして、大船渡から津波被害のギターが来た。
はるばるありがとうございます。
思ったより状態は良いようだけど、やっぱり中には泥があり
裏力木は全滅。
さて、どうする。
今回はばらさずに済むかもしれない。
ひとまず掃除してみてから策を練ろうか。

「tupliのネックははずれるのか」

修理仕事を2つ終えた。
暇になったので実験。
ちまちまと道具や治具をそろえていた。
「tupliのネックははずれるのか」
はずれはしたけど、非常に大変。
ヒールキャップは砕け散った。
結局5つの穴を開けて蒸気を注入。
3時間の格闘。
押したり叩いたり
ほとんど破壊行為。
まぁ頑固ですわ。

033

強烈な過乾燥にめげていたギターですが
今日、復活を遂げました。
ブリッジをはがして貼りなおし
指板修正してフレットを打ち直し。
ずいぶん木が動いたせいで塗装にクラックもあり
ブリッジ周りに傷も入りましたが
シダー/マホの軽くあったかいサウンドに加えて
ゼロオーナーのくせにちょっとくたびれたブルース色が加わったように思います。
おもいっきり安くします。

焼け色

震災45の塗装はひとまず、あるものを活かす方向でやってみる。
クラックの隙間にあった汚れや塩分もほぼ落ちたという判断。
そのかわり、修理跡が残る。
まぁいいんじゃないかな。じゃないと全部剥がす事になりかねない。
バリバリにクラックの入った塗装はカッコイイのだが
ちょっとした衝撃で剥がれ落ちてしまう。
まず、シンナーだけを吹き付けてくっつける作戦。
クラックの跡が残った上でくっつけば最高。
新しいバインディングはやたらと白くて
トップ側のとずいぶん色が違うので薄く焼けたような黄色を吹いた。
カラーの調合が適当にやって一発で決まったので
我ながら変態だと思った。薄い色だからか。
この上から軽くラッカー重ねるぐらいで済むといいなぁ。
トップ面も後でクリアを重ねておこう。

勝手な使命感

昨夜の日記について追記しておかねばならぬことがある。
今修理に挑戦しているJ-45は以前からお世話になっている方のギターであり
家も全て失っているのでPUなどの経費以外は頂けないと
ボランティアで修理を行っている。
が、今後、全ての震災ギターを完全無償で修理していく自信がない。
僕も経済をまわす一翼を担いたい。
今後の修理について、基本的には正規の料金をいただければと思っている。
ただ、どこも受けてもらえそうもないような津波被害を受けたギターについては
超ボランティア価格での修理に挑戦させてもらいたい。
あの状況下でヘドロの中からそのギターをサルベージした人の想いは
僕の想像の届く限りではない。
どこまで直せるかなんて正直分からないけれど
力になれたらと思っている。
ギターを持って相談に来ていただきたい。

ぼら

本震から3ヶ月が経って、ボランティアの数が一時の4割にまで減ったとラジオが報じていた。
このところ被災地には行っていないので聞いている話だが
今なお家屋からの泥出し作業などのボランティアの手が足りないという。
どこかの漁港が再開したなどの復興に向けた報道の一方で
全く状況が変わっていない部分も多々ある。
現在、全ての自治体が他県からのボランティアも受け入れているらしい。
僕のボランティアはとにかくこの津波被害を受けたギターを楽器として復活させる事にある。
バインディングを巻いた。
この後の塗装については、いまだノープラン。

06S

合同誕生会なるものにお邪魔してきた。
僕とサクが同じ誕生日でお嬢も5日違い。
ジゲンも今月。彼は来られなかったけど。
まとめて呑むべぇって感じ。
かわいい中古のスニーカーとシャアザクもらっちゃった。
すんごいうれしい。
貸しにしといて。
車に取り付けると笑っちゃうくらいの存在感。
これ、ドリンクホルダーです。

ギター工房tupli でのギター製作と日常を綴ります。