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東京生まれ千葉育ち、蔵王町在住のギター製作家。 ベルボトムジーンズが標準スタイル。

日蕨支援続報

東京チームの声掛けで
”早急にほしい物リスト”のほとんどが贈られたそうです。
炊飯器や掃除機やアイロンや洗濯洗剤など。
こちらもねぎナイもそうだけど
みんなでお金出し合って、ほとんどを新品で買ってくれている。
みんな宮城のためにどうもありがとうございます。
あとは冷蔵庫。中古でいいから大きめ。
僕はと言えば、言いだしっぺ側の人間のくせにカンパ出してません。
時々被災地へ行くガソリン代と高速料金だけで手一杯というお粗末です。
他の地域ではぽつぽつ仮設住宅への移動が始まって、
何もない家庭は増えているはず。
仮設の一部完成で自衛隊による物資援助が止まった地域もあるとか。
仮設住宅も全く足りていなくて避難所長期戦の人も大勢。
多様化と細分化で今後の支援は何かテクニックが必要かもしれませんね。

御開帳

つくりが粗いなんてよく言われてるけど
キレイに接着されてましたよ。裏甲は。
そういえば割れ止めとか無いんですね。
まぁ、あっても意味の無い布テープ貼るよりいさぎよいってことかな。
ん~これが現実なのよね。

To 女川 From ねぎしナイト

日蕨地区の支援にねぎしナイトのメンバーも名乗りをあげてくれました。
今一度ちょっと解説。
友人がネットで見つけた孤立地区。
女川の山奥で津波の最終到達地点であったEさんのお宅は一階が壊滅。
2階にOさん一家と一緒に避難。
Oさん一家は0歳児と2歳児を抱える。
市場の巨大冷凍庫が流れ着いた地区で魚の腐敗臭はどこよりもひどい。
周囲にお店も避難所もなく、電気の復旧はつい先週。
突然子供服を持っていった流れで
笑いながら壮絶な体験を話してくれて、
「人間って欲深いもので、電気が来たら電化製品がほしくなっちゃう」
との話を聞いた事から、我々小さな支援隊は、まずはこのお宅が
人間らしい生活を取り戻すべく手助けできれば、と動き出したのである。
早急にほしい物をリストアップしてもらい、
東京チームを中心に声をかけてもらっていた。
ねぎナイとしても協力したいと言ってくれて、
早速、ほしい物リストの中からドライヤーと魔法瓶を贈ったとの連絡をもらった。
声かけてから第一号。
先方はどんなんでもいい、なんて言うけど、僕はそうは思わなくて
贈らせて貰うんだから喜んでもらえる失礼のないもの、と思っていた。
ねぎナイが贈ったドライヤーは良いナノが出るらしい。
イーナノが出るやつナノ。
ポットは結構オサレらしい。
絶対喜んでくれる。
どうもありがとう。

震災ギターに着手

製作のギターはやっとこさ塗装に入った。
当然ちょとは遅れているわけだけど、それほどでもないかも。
順調にいいペース。

そして、難題、震災ギター。
まずは色々と邪魔になりそうな剥がれかけブリッジを剥がした。

砂がかんでいてジャリジャリする。
次に裏板のバインディングをはがした。
塗装は諦めざるを得ないのかも。
とりあえず今日はここまで。

たら

今日は目止めをし、研磨をし
塗装準備。

研磨をしていて、320番のペーパーが残り少ない事に気づいた。
旅行から帰ったらやろうとしていたことのほとんどをこの震災で忘れている。
色々注文しないといけないじゃないか。
裏庭で勝手に増殖したタラノキ
今日はタラノメ収穫。
天ぷら決定。

サル

先日届けた子供服の中で
2歳の男の子が気に入ってくれたという知らせをもらった。
サルの着ぐるみ的な物。
突然持っていって受け取ってくれと言って
普通に考えたら差し出がましいことこの上ないんだけど
その中で気に入ってくれた物があって
こうして知らせが回ってくるというのはなかなか貴重だと思う。
この衣類を集めてくれた支援隊は既に夏物衣料を集め始めているのだが
一歩外へ出れば異臭のする土と瓦礫。
あの地区では暑くても半袖って訳にいかないのかも知れない。
さて、今日はお仕事。
一日かけて木地を研磨。
明日は目止め。

負けてあげたりはしない

我が家に泊まった職人達を見送った後
仙台市内の友人宅へ。
震災後、ようやく会えたねぎしナイトメンバー。
子供相手にガチのゲーム大会みたいになった。
やっとアメリカ土産も渡せたし
みんな元気そうでよかった。
それにしても車の異臭がすごい。
あの光景を思い出さざるを得ない。
足元のマットを塩素で洗って、シートに除菌もできるというファブリ○ズを振りまくったのに
まだまだダメだ。
空調をつけるとなお、ヒドイ。
被災地にいる時は少し慣れてしまうのに。

偵察

今日は長野から友人が工房の偵察に来た。
企業秘密見られた!
その勢いで山形の彩雲弦楽器工房へ偵察に行った。
見てやった。

二人をつれてウチに来て飲んでる。

今日は我が家に被災地へ贈るギターが届きました。
しかも被災地石巻から。
キレイなギターです。ありがとうございます。
ギターの弦、ピック、音叉も届きました。
現地と日程すり合わせの上、届けます。

さ、呑みに戻ります。

再び女川

昨夜は米沢の羽州乃杜という日本酒(すっきりしていておいしいのです!いただきもの。)1升が空いたのですが
今朝は5時起きで眠い目こすって再び女川へ。
連休という事もあって、今日は30人ほどのボランティアさんがおりました。
ボランティア登録をすると、今日はボランティアセンター主催の催しがあるというので
そのお手伝いにまわりました。
女川出身の中村雅俊さんが避難所を訪ねて来てくれていました。
とても還暦には見えません。ライダースジャケット姿がステキでした。
女川におととい届けた着替えテントについて聞くことが出来て、
既に中学校では女性用更衣室として使われているそうです。
現在、次々と各避難所に届けていると聞きました。
すばやい対応に感謝するとともに、嬉しかったし、安心しました。
急にボランティアが増えたこともあってか、僕らはあまりやることがなかったので
お昼には退散し、おとといの日蕨地区のお宅へ伺って
女川に泊り込むために用意していた缶詰などの食材を渡してきました。
今週になって電気や水道が復旧したので、必要な物が増えたと。
今後僕ら小さな支援チームはこのお宅(2家族)に焦点を絞ったほうが効果的な事ができそうです。
東京チームが連絡調整をしてくれると思います。
家に戻ると、車から何から悪臭がします。
魚が腐って干された臭い。
海からと港の市場の冷凍庫から、大量の海産物が今なお瓦礫の中にはあるのです。
今後どんどん暑くなるにつれて、被災地の衛生面は大きな課題の一つでしょう。
東京からの一行は先ほど帰路につきました。
お腹がすいているけど、睡魔の方が勝ちそうです。

善意

今日は南三陸町へテントを15送り
山元町へ10届けました。
南三陸では担当の人が各所へ届けてくれるそうです。
山元では、僕らが避難所へ持っていくと言っているのに
物資センターで一旦預かると言ってききません。
物資センターに山積みされたダンボールを見て少し不安だったので
明日には避難所へ届けるという約束をしてもらいました。
これで、我が家に届けられた物資は全て被災地へ渡りました。
どうもありがとうございました。
入った連絡によると、
テントを注文したけれども、物資不足で注文がキャンセルになった
という人が結構いるそうです。
150個ぐらい集まるかもしれなかったと。
善意はもっともっと大きかったということなんですね。
宮城県民として非常に感謝しておりますし、お気持ちは届きました。
被災者にも届いていると信じています。