海水浴デビュー

富山から新潟へ。宮城よりも夕焼けが赤いことが多い気がする。あわててカメラを置いたけど設定でしくっていたり、雲で星が期待できなかったり、隣で花火が始まってそちらを撮りたいのとで早々に切り上げた。

浜辺で花火。娘は花火にずいぶん慣れたようだ。両手で持つのもあたりまえ、ぐるぐる回すのも怖くないらしい。

大人が遊ぶとこうなる。

娘を海水浴デビューさせる。浮き輪をレンタル。

怖い怖いと言いながらも楽しそうだった。俺のゴーグルは眼鏡なのでこれがないと何も見えない。

帰り道、ずっと気になっていた峠の茶屋でから揚げ定食を。己の想像力を恥じるほどのサイズ感。一つが手のひらサイズ。鶏もも肉5枚。カリカリじゅわじゅわで濃い味だが非常に美味しく火傷する。これは塩からあげセット。

 

お墓参り~立山

W杯決勝戦はお寺で観戦した。クロアチアの不運な2失点でフランスペースになってしまったが、その話は置いておいて、この連休富山へ出かけてきた記録を残しておく。

去年祖父の50回忌でみんなで集まろうなんて話があったのだが流れてしまい残念だったので今年思い切って出かけてきた。泊まらせてもらったのは伯母のおうち。こちらの500年の歴史のあるお寺、の割にはドラえもんがいたりするんだけど、

の敷地内にある小さなお寺。泊まったのはこっち。お寺としては小さくともお家としては大きい。

 

20年ぐらい経ったと思っていたけど祖母の17回忌だそうだ。とにかくやっと来られた。お墓参りに行くのだとずっと前から決めていたのに数珠も箒も忘れてきた。

スイカのおもてなし。畳が濡れたら嫌でしょと、台所の床で豪快にスイカを切りその場で食べる。なんておおらかなんだ。まな板くらい置かなくていいのかな?

お寺の朝は早い。翌朝5時すぎに起こしてもらいお堂の裏で目を覚ます。念願の立山へ。運がいい、これ以上ない天気。

連休の中日、快晴、想像をはるかに超える込みっぷりで、ケーブルカーのチケットを買うまでに小一時間、そこから乗れるまでに2時間半。予定が全て狂う。

夕方6時までに帰らなきゃいけない約束なので時計とにらめっこしながら、それでも室堂にたどり着けてはしゃいじゃう。自分じゃ歩いてないんだけどさ。欲を言えば風がもう少しなければ湖面に山が映るんだけど。ただ、小学生ごろの俺の記憶はここじゃなかったかもしれない。途中下車する場所か、黒部の方か、あるいはここから登ったところか・・・。

運の良さはこんなところでも。ほら。

拡大すると。ライチョウ!いつからだろうレンズの手ぶれ補正オフったままだった。

帰りは案外すんなりと下山。約束の時間に間に合って、伯母と年の離れた従姉と富山の美味しいお寿司を食べて、昔話、富山にも空襲がきた話とか、会ったことのない祖父の書の上手だったこととか、役所で臨職のような仕事をしていた頃のことなんかを聞いて、夜が更けた。で、サッカー観戦。

お寺さんは朝が早い。去年おじは大病をしたらしいのだが、「歩かれんもんで」と言ってバイクにまたがった。89歳とは思えない。

夏仕様のふすま、読めない掛け軸、古いお家としてはかなり高い天井、終始大はしゃぎの娘、みんな元気そうだったし、気持ちよく楽しい時間だった。

帰り道、海にも寄って行った。娘が「波ってなーに?」なんて言っていたから。粒度の細かい砂浜には小さな貝が大量に潜んでいた。こりゃ気持ちいい。せっかくなので新潟の妻の実家へ寄ることになった。