チェリーサンバースト

今日は一日がかりでカラーの吹き付け。まずは内側の黄色。この段階ではちょっと赤が強かったかとか否もっと濃い方がいいかとか不安が多い。

次に外側。今回のオーダーはチェリーサンバースト。持ってこられたダヴだったかハミングバードだったかよりも鮮やかさを押さえて茶色っぽくと。吹きながら少し黒を足したりして調色するので同じ色はもう出せないかもしれない。今回かなりいいんじゃないかと思うんだけど、オーナーさんのご意見を聞いてみない事には何とも。蛍光灯の下で見るのと太陽光で見るのとで印象がちょっと異なるのでそれもまた判断が難しい。太陽光だともっと赤が鮮やかに見える。

ただ、オーナーさんに確認してもらうのを待っていると塗装が固まってしまうのでひとまず先に進む。塗装の柔らかいうちにマスキングを剥がして適度に乾いたところでセルカキと呼んでいるパーフリングにのせたカラーを削る作業。

次の塗装を吹く際にカラー表面にペーパーを当てられないので完全硬化前にトップコートも吹く。塗装の食いつきのための研磨はこのトップコートだけにキズをつけるということ。ここまで一日でやりたいので保育所の迎えのいらない今日しかなかった。

ちなみに昨日は今日の準備として研磨とマスキング。それから数年ぶりのライニングづくり。割といい寸法に製材された状態で買うのでこれを三角っぽく加工するのだが、ひとつづつカンナで作っていたのでは何日もかかってしまう。こういうアイデアというかノウハウは工場経験が役に立っているなと思う。ただ、ルーターを使うと削る方向が選べないのでどうしても逆目のヤツがあって削った面はいまいち綺麗にならないのが難点ではあるのよねぇ。昇降盤があったなら綺麗にできるかもだけど斜めだから怖いしなぁ。結局この方法かな。

手前は四角、向こうは三角。