線のつながったヒール

ネックヒールを一段落として平らにする。ノミで突いて作るんだけど木目が削りやすい方向とは限らないから難しい。面積が狭いからなんとかなっているというだけで。写真のこれはサイドの白黒線をつなげるというミッション。この青い変わった材の、色の変わる一番オイシイ所を使わせてもらった。

さっくりと合わせて削った状態がこれ。線がなかなか上手くつながって気分がいい。コブ材だから木目の方向なんてグルグルで刃物入れるとすぐチップするから慎重にやらないと危ない。

他のギターにもヒールキャップを接着。

おつぎはこーのぎたー。とてもいい音。音量があってクリアで芯がある。どうやったらこんな音出るんだろーなー。ブラジリアンだけじゃないはず。しかし美しい。フレット交換のため指板にペーパーをあてたら、これまた最近ではなかなかお目にかかれないほどの抜群に見事な目のエボニー。ふた昔前のギターはまず材が違うよなぁ。今度依頼主さんに張ってた弦も聞いてみよう。

 

 

 

「線のつながったヒール」への2件のフィードバック

  1. ブルーチーズみたいで美味しそうですね
    パーフリングとの合わせの部分は薄板を挟んだんですか?

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